レッドシダーで大丈夫?

   2015/02/28

レッド・シダーって聞いたことがありますか?
赤い色が素敵な木材です。
この魅力的な木材を使っても問題はないのでしょうか?


1.レッドシダーとは

レッドシダー は、樹木の種類で、以下の4種のことを指します。
ベイスギ (western red cedar) – ヒノキ科クロベ属。北米大陸太平洋岸。
エンピツビャクシン (eastern red cedar / pencil cedar) – ヒノキ科ビャクシン属。北米大陸東部。
オーストラリアチャンチン (Australian red cedar) – センダン科チャンチン属。南アジア、東南アジア、オーストラリア東海岸。
ピンクシダー (pink cedar) – マメ科アクロカルプス属。南アジア、東南アジア。

シダーとは厳密にはヒマラヤスギ属のことですが、ヒマラヤスギ属のものは1つもないですね

日本では木材なら米杉=ウエスタンレッドシダー(WRC)が多いですが、ハーブオイルではエンピツジャクシンのことを指します。

木材として使われる米杉=ウエスタンレッドシダー(WRC)はカナダやアメリカの木材で、北米ではかなりポピュラーなものです。
加工性がよく、ヒノキ科らしく良い香りがします。水に濡れると香りが強くなるので、ウッドデッキや外壁に使用すると気持ちが良いです。
辺材は白色で狭く、心材は赤褐色。部分的に黒ずんだ黄褐色も現れ、色調が均一でない事が欠点になります。

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2.ウッドデッキに使う

他の木材に比べると初期コストは安く、DIYでも扱える加工性の良さが魅力です。
レッドシダーと呼ばれますがレンガほど赤くはなく、赤の混じった茶という感じの色で、アメリカンカントリーの家具などの色をイメージしてもらえば良いと思います。
加工性の良さは、他にもテーブルや椅子をDIYで揃えたいなんて場合は特に大きな魅力になりますね。

ヒノキ科ですから天然の防虫性能、殺菌力があること、収縮率・乾燥比重が低いため変形しにくく、軽くて作業しやすいなども魅力です。
ウッドデッキに木材を使う際は巾の広くない2×4、または2×6などが良いです。幅広だと反りがでて水はけが悪くなります。2015年2月現在は、2×4の長さ189cmが800円/本程度の価格で購入できます。ホームセンターでない場合はウッドシダー専門店で通販もしています。

色は7年~10年経つと経年変化によりシルバーグレーになります。これは木の味として楽しむことを前提に使用しましょう。
また、湿っぽい所、常に水にさらされる環境だと10年前後で腐食します。例えばプランターを置く時も鉢植えを直置きせずに、プラスチックの箱のなかに置くなどの工夫が必要です。

逆に乾燥がきちんとした風通しの良い場所なら、かなり耐久性が上がります。しかし、カナダなどには400年前のトーテムポールが堂々と立っていたりして、使用環境で耐久性に大きな差があることがわかります。

他によく使われるウリンなどは、元は黒っぽい茶色ですが、グレーに色落ちしていきます。ウリンは加工性と初期費用がかかりますが、アイアンウッドと呼ばれるほど耐久性が高く半永久的です。
ただし、反りやすい、ひび割れしやすいなどの難点もあります。またささくれが出やすいので裸足での使用は危険です。裸足で使うことのない官公庁などが使い始めて、民間にも広がっています。

人工木は木の質感がなく、夏は熱くなるので裸足では歩けません。しかし、耐久性は高いです。

DIY銘木ショップ

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3.木の屋外使用は難しい

日本の家というのは、ベランダやウッドデッキなど屋外を部屋の一部のように使用する習慣がなかったこともあり、まだまだ試行錯誤という感じがあります。レッドシダーもウリンも海外の木材で、今は円安で高値になっています。
色落ちは木材を屋外使用している限り起こるものだと考えて下さい。木造建築の家の表面だって、建築直後とまったく同じ色ってことはありません。日本の気候にあった木材で地面に垂直な外壁でもそうなのです。

日光をまともに浴び、雨が降れば水が貯まる、地面に平行なベランダやウッドデッキというのは過酷な環境だと理解しましょう。真夏や真冬にベランダに大の字に寝てみることを想像すると、床材って365日24時間これで偉いって思います。
その上で、木の経年変化を愛おしみながら、木の特性を見極めて大事に使って、ベランダやウッドデッキを楽しみましょう。
レッドシダーはDIYにも向いているのでお好きな方はチャレンジしてみて下さいね。

アイキャッチ画像はEnasteron様が著作権を所有しています。


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