相撲 基礎知識

 

NHKで夕方のニュースの前にやるので、
見たことがない人は居ないのではないでしょうか?
しかし実際に見た人は案外すくないですよね。
スポーツでもあり神事でもある相撲の世界を覗いてみましょう。

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1.日程と料金

今年の日程です。カッコ内は通称 初日から15日間行なわれます。

1月 一月場所 (初場所) 両国国技館 1月10日(日)~
3月 三月場所 (春場所) 大阪府立体育会館 3月8日(日) ~
5月 五月場所 (夏場所) 両国国技館 5月10日(日) ~ 前売4月4日
7月 七月場所 (名古屋場所) 愛知県体育館 7月12日(日) ~ 前売5月21日
9月 九月場所 (秋場所) 両国国技館 9月13日(日) ~ 前売8月8日
11月 十一月場所 (九州場所) 福岡国際センター 11月8日(日)~前売10月3日

年間6場所、この他に巡業などが入り、力士はかなり過密日程です。

料金が高いというイメージなので調べてみました。

※国技館の場合 すべて一人あたり
溜席14,800円、マスA席(1〜8列目)とマスA席11,700円、
マスB席(9〜12列目) 10,600円。
マスB席にはファミリー/シニア桝B席31,000円(1桝あたり)5人ファミリー
/37,200円(1桝あたり)6人ファミリー用があります。
マスC席9,500円。ファミリー/シニア桝C席31,200円(1桝あたり)
6人ファミリー用があります。
ここまでが1階。

以下は2階。
イスA席(1〜6列目) 8,500円、イスB席(7〜11列目)5,100円イスC席
(12〜13列目) 3,800円
当日券
自由席 (14列目) 大人2,200円 (4歳〜15歳) 200円
※開催中の春場所の場合はマス席など全体に少し安めの設定です。

朝の8時過ぎから18時まで見れるのですから、
舞台などと比べるとそれほど高いという訳ではないですね。
チケットは大相撲協会の公式HP http://www.sumo.or.jp/indexで購入できます。

2.番付



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初日の15日前の月曜日に発表されます。

現在、横綱は東が白鵬、鶴竜、西が日馬富士の3人で、全員がモンゴル出身です。
寂しいですね。
大関は、稀勢の里 琴奨菊 豪栄道と日本人が頑張っています。

番付は15日間の成績で勝ち越せば上がり、負け越せば下がるというのが基本です。
しかし横綱は負け越したら引退、
大関は2度負け越したら降格なので先場所負け越した大関を角番と言います。

また、降格後の場所で勝ち越せなければ引退という慣習になっています。
最近では千代大海がこのシステムで引退しました。

成績などを考慮して大きく2つ、
小さくは6つのクラスに分けられ、このクラス内で対戦します。
また同じ部屋の力士同士は優勝決定戦以外では対戦しません。

クラス内の地位を表すのが「番付」です。
上位リーグは幕内と十両(十枚目)からなり、関取で構成されます。
その中でも最上位リーグに位置するのが幕内であり、
番付上位から横綱・大関・関脇・小結・前頭の順位となります。
三役とは大関・関脇・小結を指し、前頭は「平幕」と呼ばれます。

番付表は独自の字体と表現方法がとられています。
江戸時代に根岸家が確立したものが今に伝わっています。

大相撲の番付には、横綱・大関・関脇・小結・前頭・「同」の
文字が書かれていて、横綱・三役以外はすべて「前頭」で、
「前頭」を段の違いと文字の大きさでランク付けします。
五段ある最下段が「前頭」の始めということで序ノ口となります。

横綱が一番大きく書かれ、以下大関、関脇と地位が下がるにつれ
小さく細く書かれるようになっていき、序ノ口になると
虫眼鏡が無ければ読めないほど小さいです。

中軸に、「蒙御免」の文字、開催年月日と開催場所、
行司、審判委員、主催の文字がくる。
東西に力士を分けるが、これは東が格上となり、少しだけ上に書かれています。

また、横綱や大関が3人以上の時などは、東西の各1名が「正位」、
それ以外は「張出」と呼ばれ、張出の枠は枠外に張出の枠を設けるので、
枠の高さが枠内より若干低くなります。

「一枚違えば家来同然」「一段違えば虫けら同然」
などの言葉に代表されるように、
大相撲の世界で番付は絶対的な上下関係ですので、
頑張って上に上がるしかありません。

本場所興行の際、東京場所では国技館の櫓の中ほどに、
その他の地方場所では開催会場の入り口付近に「板番付」
が宣伝として掲げられます。
屋根に当たる部分が「入山形」と呼ばれる「入」の字形に作られ、
大入り満員を祈念しています。

3.競技方法


201007261700
著者: Eckhard Pecher

直径4.55m(15尺)の円形または四角形をした土俵の中で、
廻しを締めた二人が組み合って、土俵から出るか、
地面に足の裏以外がついた場合、もしくは反則を行った場合、負けとなります。

判定は行司が行います。
トップの行司は結びの一番(最後の試合)しか審判を行ないません。

力士は、まず塵手水で
「私は武器を持っていません、素手で正々堂々と勝負します。」
ということを表明してから、円形の土俵に入り、最初はやや離れて立ち、
互いに顔を見合わせ腰を落とし仕切り線に拳をつきます。
これを「仕切り」といい、立ち会いが成立するまで繰り返します。

制限時間がいっぱいまで繰り返すことも、すぐ取ることもあります。
現在の制限時間は幕内4分、十両3分です。

拳をついた状態から、互いに目を合わせ、両者同時に立ち上がり、
ぶつかって市内が始まります。
これを立合いと言います。両者の暗黙の合意のみで決まります。

相手の体のうちで、足の裏以外の部分を土俵の土に触れさせた場合、
相手を土俵の外に出した場合に勝者になります。

※攻め手
ぶちかまし・喉輪・突っ張り・張り手・足払い等の攻め手を用いたり、
突きを連続する突っ張り、身体をずらしてバランスを崩す、
廻しを掴んでがっぷり四つに組むなどがあります。
基本的に前に押す相撲が推奨され、
引いて勝った取り組みは評価が低い傾向にあります。

4.本場所の1日 公式HP参照


8:25頃〜 前相撲
番付にも乗らない新弟子の初土俵は、
三日目(大阪場所は二日目)から始まる前相撲です。
8:35頃~ 序ノ口~幕下取組 ※初日は8:25頃
序ノ口、序二段、三段目、幕下力士らが明日の関取を目指して頑張っています。

* 十三日目以降は、午前10時頃から取組が始まります。
14:15頃~ 十両土俵入り ※初日は14:05頃
14:35頃~ 十両取組

関取の取り組みです。
化粧廻しや大銀杏と言った、力士らしい姿になれるのも十両からです。

初日15:15頃、千秋楽14:40頃 協会挨拶
初日・千秋楽に日本相撲協会理事長と三役以上の力士が挨拶をします。
中入り
休憩時間です。幕内土俵入り、横綱土俵入りなど様々な伝統的な儀式があります。

15:40頃~ 幕内土俵入り ※初日は15:30頃
幕内土俵入りは土俵入りの所作を簡略化したものです。
土俵入りの順序は奇数日は東方から、偶数日は西方からです。

15:55頃~ 横綱土俵入り
右手に太刀持ち、左手に露払いを従え、
横綱は静から動、動から静へと型に従った所作を披露します。

16:10頃~ 幕内取組
最上位クラスの取り組みが始まります。

17:15頃~ 三役揃い踏み ※千秋楽のみ
千秋楽では、結び三番を残して「三役揃い踏み」が行われます。
東西それぞれ三人の力士が土俵に上がり、
扇の形で正面を向き三人そろって四股を踏む儀式です。

17:55頃~ 弓取り式
結びの一番終了後、弓取りの力士が弓を華麗に振る儀式で、
結びの一番の勝者に代わり行ないます。

5.白鵬


第69代横綱(2007年7月場所~)宮城野部屋
四股名 白鵬 翔、本名 ムンフバティーン・ダワージャルガル。
1985年3月11日生まれの30歳。
父親のジグジドゥ・ムンフバトはブフ(モンゴル相撲)で、
5年連続6度の優勝をした元アヴァルガ(大相撲の横綱に相当)で、
メキシコ五輪のレスリング重量級銀メダリスト。

身長 192cm体重 160kgと大型です。得意技 右四つ、寄り、上手投げ
先輩のモンゴル出身横綱の朝青龍に比べるとかなり大きい力士です。
公式ブログを持ってます。 http://ameblo.jp/hakuho-69/

入門してきた時は75cm、体重68kgと小さく、
なかなか部屋が決まらなかったそうですが、
手足と腰が大きく筋肉が柔らかいことから、
将来性を買われて宮城野部屋に入門しました。

とにかく、牛乳と食事を吐くまで食べさせられておおきな身体を作り上げました。
現在は、ちゃんこにモンゴルの山羊の乳などを入れる事があったりして、
日本人力士は慣れずに困っているという話もあります。

実績はすごいです。
平成二十七年三月場所 中日時点で幕内優勝33回、
生涯成績903勝186敗21休(84場所)、幕内戦歴809勝138敗21休(65場所)です。

2010年には54連勝と昭和以降第2位の成績を残しています。
2014年には史上1位となる8年連続8回目の年間最多勝を記録。
2015年の1月場所では大鵬が保持していた幕内最高優勝記録である32回を
上回る33回目の優勝を達成。

歴代1位となったこの優勝は大鵬に続いて大相撲史上二人目の2回目の5連覇、
13日目での優勝は2013年名古屋場所以来6度目で自身の最多記録を更新しました。
さらに、11度目の15戦全勝を果たし、
大相撲史上初の各場所すべて全勝優勝(全6場所全勝制覇)を成し遂げました。
記録づくしで凄いです。

正直いって、全盛期はすぎているように見えますが、
それでも他の2人の横綱とくらべても強すぎるほど強いです。
立ち会う前から、負ける気がしないです。

危なかったように見える取り組みでも、冷静に対処して勝ちにつなげます。
相撲ファンの父に言わせると、冷静なだけでなく、判断力が早く、
腰が低くて体が柔らかいのが良いとのことです。
長身でも欧州出身力士はどうしても腰が高いのだそうです。

唯一の不安はモチベーションです。
尊敬する大鵬の記録を抜いたことで、目標がなくなってしまったのではないかという声もあります。
しかし、もうちょっとあと2人の横綱が
張り合えるようになるまで頑張って欲しいものです。

勝った時にガッツポーズをしてしまうなど
礼儀についてたびたび注意を受けていますが、
過去の力士や相撲をよく研究していうことや、
悪役キャラの朝青龍のおかげもあって、優等生なイメージがあります。

しかし、朝青龍とは良いライバルで親交も深く敵対しているわけではありません。
土俵入りは不知火型をとっています。
しかし、双葉山を尊敬しており、2011年12月4日に双葉山生誕100年を記念して、
双葉山の地元である大分県の宇佐神宮で行なわれた奉納相撲では、
双葉山の雲龍型土俵入りを自ら提案し行いました。双葉山が彼の理想です。

6.祭事としての相撲


東京での本場所前々日には東京都墨田区の野見宿禰神社に日本相撲協会の幹部、
審判部の幹部や相撲茶屋関係者が出席して、
出雲大社教の神官によって神事が執り行われます。

本場所の前日には立行司が祭主となって土俵祭りという祭事があります。
介添えの行司が清祓の祝詞をあげた後、祭主が神事を行い、
方屋開口を軍配団扇を手にして言上します。

この後、清めの太鼓として、呼び出し連が土俵を3周して式典が終わります。
相撲場は明治中期まで女人禁制で、明治になるまで観戦することもできず、
現在でも土俵上に女性が上るのを忌避しています。

元々相撲は1年に一回の神様にお見せする農耕儀礼でしたから、
神教では血を汚れと忌み嫌ったので、それゆえにひと月に一回血を流す女性は土俵を汚す存在として上がれなくなったのではないかと私は思っています。

7.グッズ

手ぬぐいや扇子、箸、大銀杏タオルやエコバッグ、
さらにはひよちゃん靴下などが売られています。
特に、土俵入り手ぬぐいは斬新なデザインでお土産に喜ばれそうです。

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