ヤケド いざという時に知っておきたいこと

 

火傷(やけど)は、日常生活の中でもかなり身近な怪我のひとつです。
熱いお湯がかかったり、油がはねたり火傷の危険はすぐそこに迫っています。

では、実際に火傷してしまったとき、応急処置はどうすればいいのか、どの程度なら自宅で経過観察すればいいのか、詳しい判断基準は知っていますか?
これが意外と知らないんですよね。

そこで今回は、火傷の応急処置と治療の注意点についてまとめてみました。

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火傷ってどんなもの?

そもそも火傷にはどんな種類があるのでしょうか?
火傷は、深さと広さによってその重症度が決められています。
深さは主にⅠ~Ⅲ度に分けられますが、ではそれが実際にどのような状態を指すのか調べてみました。

Ⅰ度熱傷とは、表皮のみがダメージを受けている状態で、赤くなったりヒリヒリした痛みを伴います。
一時的に色素沈着する場合がありますが、その多くは自然に治癒し、痕もほとんど残りません。
日焼けもⅠ度熱傷に分類されるんですよ!

Ⅱ度熱傷は、さらにふたつに分類されます。
まず、浅達性Ⅱ度熱傷(SDB)とは、表皮基底層(真皮上層)まで達しているやけどのことで、赤く腫れたり激しい痛みを伴います。

色素沈着も見られ、Ⅰ度熱傷との見分け方は、水ぶくれができるかどうかで見分けることができます。
傷痕はきちんとスキンケアしておけば、残らない場合が多いです。

次に、深達性Ⅱ度熱傷とは、真皮深層まで達しているやけどのことです。
赤く腫れたり、水ぶくれができることは浅達性Ⅱ度熱傷と変わりませんが、浅達性Ⅱ度熱傷に比べて痛みが少ないのが特徴です。

水ぶくれの下の皮膚が白くなっていることなどからも見分けることができます。
軽いやけどに比べて、痕が残りやすいです。

Ⅲ度熱傷は、皮膚全層に及ぶやけどのことです。
痛覚が失われているため、痛みはなく、創面は白く乾燥しているのが特徴です。
肌の表面は黒く壊死してしまっている場合が多いです。

Ⅲ度熱傷にまで進んでしまった場合、水ぶくれができません。
痛みもないですが、Ⅲ度熱傷はどのような場合でも重症と診断されるので、早急に医療機関を受診する必要があります。
やけどが治っても痕がくっきり残る場合が多く、ひどい場合は皮膚が盛り上がったりケロイドになることもあります。

やけどの深さは2日後~しか正確に診断できませんので、医療機関には何度か受信する必要がありそうですね。
Ⅱ度以上のやけどの場合は、医師の診察を受けて、適切な治療をすることをおすすめします。

通常、熱いものに触れて起こる熱傷は通常熱傷と言いますが、ほかにも火傷には種類があります。
化学薬品などの強い酸が原因で起こる火傷は化学熱傷、雷や感電など電流によって起きる火傷は電気熱傷、放射線を浴びてなるものは放射線熱傷、熱い空気を吸い込んで気道が火傷した場合は気道熱傷、カイロや湯たんぽなど本来火傷するほど熱くないものでも、長時間同じ場所に当たっているとなる火傷を低温熱傷といいます。

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火傷した時の応急処置は?

火傷した時に大切なのは、「とにかく冷やすこと」
火傷が進行してしまうのを防ぎ、痕が残りにくくする役割があります。
さらに、冷水で冷やすことによって、痛みが和らぐ場合もありますので、水道水などのきれいな流水で冷やしてください。

全身に火傷を負った場合など、創部が広範囲の場合は、服のまま冷水を溜めた浴槽などにつけるか、濡れたタオルを巻きつけるなどして体を冷やします。
火傷の進行を防ぐには、5分ほど冷水につければいいですが、痛みを和らげるためには10~20分ほどつけておくのがおすすめです。

軽い火傷の場合は、冷やせばあとは自然治癒しますが、水ぶくれができたり、創部が白い場合などは、「たかが火傷」と思って放置せず、医療機関にかかりましょう。
全身を火傷するなど重症の場合は、すぐに救急車を呼んでください。

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応急処置の注意点・知っておきたいこと

有名な話かもしれませんが、服をきたまま火傷した場合、無理に服を脱がしてはいけません。
服と皮膚がくっついてしまっている場合があるので、服を脱がすと皮膚まではがれてしまいます。
服の上から冷水をかけるなり、水がない場合はアイスノンや氷嚢を当てて冷やしましょう。

昔ながらの「おばあちゃんの知恵袋」的な考えで、アロエを塗ったり味噌を塗ったりするのはやめた方がいいです。後々の治療に響く場合があります。
患部を冷やし、痛みが治まらない場合や重症が疑われる場合はすぐに医療機関を受診しましょう。

広範囲の火傷は、体全体を塗れたシーツなどでくるみ、すぐに救急車を呼んでください。
広範囲というのは、体の表面積の10%以上を占める場合をいいます。
火が服に燃え移った場合などは、救急車で搬送した方が安心です。

Ⅱ度熱傷以上の火傷で起こる、水ぶくれですが、つぶさないようにしてください。
表面の皮膚を再生しようと頑張っている証拠です。
もしつぶれてしまった場合は、ガーゼや衣服などが傷口につかないように注意して、近くの病院を受診しましょう。

火事などが起こった場合、熱い空気を吸い込んでしまっている可能性もあります。
もしそうなった場合、気道が熱によって気道熱傷を起こすと危険です。
赤く腫れ上がった気道が、塞がってしまい、最悪の場合窒息死してしまいます。
火事に遭遇した場合は、医師にきちんと診察してもらいましょう。

低温やけども注意が必要です。
「熱い!」という感覚がなく、いつのまにか火傷になっているなんてこともありますが、低温やけどだからといって放っておいてはいけません。

低温でもやけどはやけどです。
進行するとⅢ度熱傷にまでなってしまう可能性がありますので注意しましょう。
低温やけどの場合、20~30分は冷水で冷やすことをおすすめします。

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著作者: freevectorarts.net



いかがでしたか?
火傷にもいろんな種類があり、さまざまな対処法があります。
日常生活の中でよく遭遇する怪我であるからこそ、軽視してしまいがちですが、あなどってはいけません。
大きな痕ができてしまう可能性もあるんです。

少しでも変化を感じたら、すぐにかかりつけ医に相談しましょう。
お子さんの場合は痛みがなかったら訴えてこない場合もありますので、注意深く観察してあげてくださいね。

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