手話通訳士というお仕事

 

聴覚障害者が他者とコミュニケーションを図るために必要な技能が手話です。
菅野美穂が聴覚障害者を演じた「君の手がささやいている」というドラマは現在も根強い人気があります。

手話は見ただけで理解するのが難しいですが、外国語を通訳してくれる人がいるように手話にも専門に通訳してくれる手話通訳士がいます。
現在、日本では約2800人の手話通訳士が登録されています。




1.手話通訳士について

手話通訳士とは、聴覚障害や言語機能障害、音声機能障害などのため、音声によって意思疎通が困難な身体障害者と健常者との意思疎通を可能にするために必要不可欠な手話を通訳する資格を有している人です。

弁護士や医師とは違って独占業務はできないので、資格が無い人でも手話を通訳することも可能です。
しかし、裁判や政見放送などは手話通訳士の資格が必要となります。

学校や福祉施設、医療機関、官公庁、裁判、選挙での政見放送、警察、デパートなど多くの場で活躍することができます。
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2.なるには

手話通訳士になるためには、厚生労働省が認定する手話通訳技能認定試験に合格することが必要です。
試験は年に1度実施されており、平均合格率は20%と言われています。

試験に合格後、登録資格要件を有している人がセンターに登録申請し、手話通訳士名簿に登録されると、正式に手話通訳士として活動することができます。
名簿に登録が完了すると、手話通訳士登録証と手話通訳士カードが授与されます。
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手話通訳士になるためには、手話通訳士を養成する福祉系の大学や短大、専門学校へ進学する方法や民間のスクールへ通う方法、自治体が開催している講座やサークルなどで学ぶ方法があります。

手話通訳士としての求人の募集は少なく、ほとんどが社会福祉法人や市役所など職員として勤務しています。
報酬は社会福祉施設に勤務する場合は時給1000~1500円程度ですが市役所などに勤務する場合は安定した収入を得ることができます。

手話通訳士は障害を持っている人と健常者をつなぐことができる仕事です。聴覚障害者が社会へ出るために必要な人材で今後さらに活躍する場が広がっていく仕事と言えると思います。

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