ADHDが抱えている問題点

 

ADHDという病気を耳にしたことがありますか。
子どもに多く見られる障害の一つですが、最近は大人のADHDも問題になってきています。
ニュースやテレビで取り上げられるほどで、その数は決して少なくありません。

今回はADHDについてのご紹介です。

VOICE新書 知って良かった、大人のADHD (VOICE新書 24)

新品価格
¥1,296から
(2015/5/22 16:21時点)

読んで学べるADHDのペアレントトレーニング――むずかしい子にやさしい子育

新品価格
¥1,944から
(2015/5/22 16:22時点)

どうして私、片づけられないの?―毎日が気持ちいい!「ADHDハッピーマニュアル」

新品価格
¥1,296から
(2015/5/22 16:23時点)

ADHDってなに?

ADHDとは注意欠陥(欠如)・多動性障害のことで、多動性や衝動性に加え、注意力の障害のことを指します。
学童期に発症することが多く、男児に多い障害で男女比は3~5:1の割合です。
最近は大人のADHDも増えていますが、なかなか障害の存在に気づきにくく、生きにくさを感じながら生活している人が多くいます。

主な症状として多動性・衝動性・不注意などがあげられます。
具体的には、落ち着いて椅子に座っていられない、静かにできない、順番を待てない、集中力がない(すぐに注意がほかの物事に移ってしまう)、好きなことには集中しすぎて切り替えができない、失くし物・忘れ物が多いなどの症状です。

大人になると症状も少し変わり、落ち着かない、思ったことをすぐ口にする、忘れ物が多い、時間を守れない、片付けが苦手などの症状があらわれます。

あらわれる症状から、多動性・衝動性優勢型、不注意優勢型、混合型の3つの種類に分けられます。
さらに、反抗的・反社会的行動、学習障害、不安・抑うつやその他精神医学的障害を併発している場合も少なくありません。

2015y05m22d_162512334

診断や治療について教えて!

子どもの場合、ADHDが疑われたらまずは適切な医療機関に相談することが大切です。
受診するのは小児科や児童精神科というところで、専門に診察してくれる病院を選びましょう。
大学病院などに設立されている場合が多いです。

近くにそのような病院がない場合、またどこで診察してもらえるのかわからない場合は、かかりつけの小児科か、保健センターや児童相談所などに相談すれば、専門の医療機関を紹介してくれる場合があります。

診断は本人(児童)への問診と観察、保護者の話によって行われます。
初めて受診するときには、日ごろの行動や様子をメモして持っていくようにしましょう。
学校へ行っている場合は、担任の先生にも協力してもらうといいです。
母子手帳や保育園、幼稚園の連絡帳、本人が書いたノートなどを持っていくと診断の役に立ちます。

大人になってから初めて受診する場合は、精神神経科または大人も診ている小児神経科・小児精神科などにかかることになります。
その際も自分の日ごろの行動や様子はメモにして持っていきましょう。
家族などに小さいころの自分の印象を聞いておくのも大切です。

ダウンロード

ADHDの人への対応は?

家族や担任の先生など、ADHDの子どもと接する大人は、ほかの子と接するのに比べて多大な労力を必要とします。

何度も繰り返し教えたり、簡潔な言葉を意識して指示したり、言葉よりも文字の方が入っていきやすい傾向にあるため、いちいち板書や掲示などで指示しなくてはなりません。
そして、必要なことができた場合には褒めることも重要です。

何より、ADHDの子どもは自分で考えてすることが苦手な場合が多いので「自分で工夫してみなさい」という指示はNGです。

学校生活では、病院と密に連絡を取り、禁止する行動と認める行動を見極めることが重要です。
良い行動はすぐに褒め、危険な行動や破壊的な行動はすぐに止めます。
そのほか、注意を引きたいだけの行動は無視し、良い行動に改めたら褒めるようにするのです。

特に、ほかにも生徒がいる前で何度も何度も口頭で注意すると自己評価が下がってしまい、取り戻すのはとても困難なことなので、掲示するようにして無言で注意や指示ができるよう工夫します。

家庭では、本人に障害のことをわかる言葉で説明することが大切です。
児童本人も自分の行動に悩んでいたり、自分に対する周囲の行動に傷ついていることが少なくありません。

本人に障害のことを話して理解させることは、自己評価を下げないためにも重要なことだといえます。
その際は「病気」や「障害」などという言葉ではなく、「性格」や「個性」などという言葉を使って、気を付ければ改善できるということを何度も話してあげましょう。

2015y05m22d_182025883

ADHDが抱える問題について

ADHDは、実際は100年以上前から症状が報告されていた障害の一つですが、世間で有名になったのは本当に最近のことです。

そのため、ADHDに対して正しい理解を示してくれる人が少ないことが、生活しにくい原因のひとつでもあります。
ADHDという障害を知らない人にとっては、ただの集中力がない子ども、できない子どもになってしまうのです。

そしてふたつめにADHDと一口に言っても、症状は人それぞれで、見るからにひどい症状が出ている人もいれば、言われないとわからないくらい軽度の人もいます。
あらわれる症状もバラバラなので、人によって対応を変えなければいけません。
それが家庭内ではうまくいっても、1:何十人という集団生活の中では難しく、個々に応じた対応が取れないというのも問題です。

中にはADHDに気付かないまま過ごしている児童や大人も多くいて、「できない子」というレッテルを貼られ続けたまま自己評価を下げ続け「自分はできない子なんだ」という感情からまともな生活が送れなかったり、うつなどの精神病になってしまう人もいます。

そうなってしまうのは、ADHDが非常に診断しづらい障害である上に、存在が正しく世間に認知されていないからであり、ADHDを知ることこそが解決の糸口なのです。

asperger_man

いかがでしたか?
学童期の児童の3~5%にのぼると言われるこの障害ですが、なかなか世間には知られていません。
対応していく大人としても、きちんと障害について知り、理解を深めていくことが大切なようです。
さらに、担任や母親など児童と接する時間が長い大人の場合、自分一人で背負ってしまう場合があり、大きな負担になりがちです。

医療機関や養護教諭、学校全体との共有や連絡などで、負担を減らすことができますので、全体でサポートできるように心がけることが大切ですね。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

この記事へのコメントはこちら

メールアドレスは公開されませんのでご安心ください。
また、* が付いている欄は必須項目となりますので、必ずご記入をお願いします。

内容に問題なければ、下記の「コメント送信」ボタンを押してください。