ストップ!脱腸!

 

脱腸という病名、聞いたことある人は多いと思います。
でもどんな病気か、治療法などの詳しい話を知っている人って少ないですよね。

自分とは関係のない病気だと思ってはいませんか?
脱腸と診断され、手術を受けている人は、実は虫垂炎よりも多いんです。誰でもなり得る病気なんですよ。

そこで今回は脱腸について、どんな病気か・治療法や術後のことなどまとめてみました。

タイヨー 脱腸帯 F号(腰廻100cm迄)

新品価格
¥8,981から
(2015/5/24 11:30時点)

外鼠径ヘルニア 左右両側 脱腸 補整着 ベルト式 Y型 男性用 (L, 黒)

新品価格
¥13,400から
(2015/5/24 11:31時点)

脱腸治療用ストラップ  タイヨー 脱腸帯 E号

新品価格
¥7,980から
(2015/5/24 11:32時点)

脱腸ってどんな病気?


脱腸とは、鼠径(そけい)ヘルニアとも呼ばれる病気で、太ももの付け根のところで発症します。鼠径とは太ももの付け根の部分のことです。
もともと誰にでもある太ももの付け根の腹壁の穴から、腹膜や腸の一部が飛び出してしまうことで起こります。

乳幼児から高齢者まで誰にでも起こる病気で、乳幼児の発症はそのほとんどが先天的なものが原因となっており、成人の場合は運動不足などを含めた体の組織が弱ることによって発症すると考えられています。
特に中年以降の男性に多く見られ、便秘症・肥満症の人はさらに発症率が高いです。

脱腸は大きく分けて3種類に分類されています。
外鼠径ヘルニアというのが、成人・幼児に多く、脱腸と診断された場合のほとんどがこの外鼠径ヘルニアにあたります。
腹壁の外側に腸などが飛び出している状態です。

内鼠径ヘルニアは、鼠径部後方で起きる脱腸のことで、中年以降の男性に発症する場合が多いです。

大腿ヘルニアは、出産後の女性などが多く発症するとされていて、鼠径部の下、脚への血管の脇で脱腸が起こります。
3つの種類の中で、もっとも嵌頓(かんとん)状態(腹壁から出た内蔵等が元に戻らない状態)を引き起こしやすいと言われているので注意が必要です。

脱腸の治療方法は?治療しないとどうなる?


l_05

脱腸の治療方法は、手術のみです。
薬物療法などのほかの治療法では、決して完治しません。
ただ、手術といっても昔から行われていたもので、そんなに難しい手術ではありません。
現在は日帰り手術ができる病院まで増えてきています。

手術方法は二つあり、昔から行われてきたバッシーニ法は、飛び出している部分を切って周りの筋肉や筋などを伸ばしふたをするという方法です。
自分の体の組織を使って手術ができるというのがメリットですが、術後は筋肉や筋に痛みを伴うので、安静が必要となります。

現在主流になっているのが人工補強材を使って穴を塞ぐ方法です。
飛び出てくる部分に人工の膜を張るという手術で、特殊な人工材料のため抜糸する必要がなく、手術直後から歩くことができます。

この方法の場合、日帰り手術が可能で、痛みが少なく早期復帰が可能なほか、再発のリスクもバッシーニ法の2~10%に比べて1~5%と少ないというメリットがあります。
ただし、人工の補強材を使うので、感染の危険がある場合などは使用することができないこともあります。

手術にはもちろん麻酔を使用しますが、以前から頻繁に使用されていた腰椎麻酔は安全で痛みも少ないですが、下半身の運動も麻痺してしまうため、最低でも1日は入院することになります。
局所麻酔は主に日帰り手術の際に使われますが、陰嚢付近にまで及ぶヘルニアの場合や、体型が太めで脂肪層の厚い人は向かないので、局所麻酔での手術ができません。

最近主流になってきているのは、日帰り手術でも使える全身麻酔で、筋肉を弛緩させる仕組みの麻酔ではないため、目が覚めた後も副作用がなく日帰り手術が可能になっています。

脱腸を治療しないで放っておくと、腹壁から飛び出した部分が筋肉によって締め付けられ、腹壁の内側に戻らなくなってしまいます。
そうなると、食物が腸を通らなくなり腸閉塞を起こしたり、飛び出た部分に血液が循環しなくなり壊死してしまいます。
このような状態を嵌頓状態といい、嵌頓状態になってしまった場合は、緊急手術を要します。

術後はどんなふうに生活できるの?


cat-11379_640

日常生活や座って行う仕事などは、退院後すぐにでも再開可能ですが、4日程度は休養することをおすすめします。
重いものを持ったり、運動したりするなどはしばらく控えなくてはいけません。
退院後1~2日は内服薬や座薬を必ず使用します。

シャワーはガーゼを外した日から浴びることができ、3日も過ぎれば入浴もOKです。
1週間後には抜糸ができますが、現在は溶ける糸などを使う場合も多く、抜糸の必要がないこともあります。
2週間後にはウォーキングなどの軽い運動もできるようになり、3週間後からは激しい運動もOKとされています。
手術自体が軽いものであるので、術後の患者の負担も比較的少なく済むのが特徴です。

walking_man

いかがでしたか?
誰でもなりうる、しかも手術でしか完治しないとなると少し怖くなってしまいますよね。
何事も早期発見早期治療が大切ですので、違和感を感じたらかかりつけ医に相談するなどして、見逃さないように気を付けましょう。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

この記事へのコメントはこちら

メールアドレスは公開されませんのでご安心ください。
また、* が付いている欄は必須項目となりますので、必ずご記入をお願いします。

内容に問題なければ、下記の「コメント送信」ボタンを押してください。