爪について覚えておきたいこと
最近、爪に対しての関心がとても高まってきています。
ネイルアートが大流行したり、女性だけでなく男性でもネイルケアをしている人が植えてきているんだとか。
女性は特に爪先がきれいな人はオシャレに気を遣っているように見えますよね。
でも実は、爪というのはオシャレを楽しむだけのものでなく、見るだけで健康状態がわかってしまう、大事な器官なんですよ!
そこで今回は、覚えておくと便利な爪の情報をご紹介します。
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健康な爪ってどんな爪?
健康な爪ってどんな爪か説明できますか?自分の爪が健康かどうかなんて、意外に知らない人が多いですよね。
健康な爪というのは、ゆるやかなカーブを描き、表面はつるつるしています。
爪の色は、きれいなピンクであることが望ましいとされています。
爪の形は縦:横が4:3であるのが理想です。
爪でわかる病気ってあるの?
爪は、見るだけでその人の健康状態がわかるってご存知でしたか?実際に体内の臓器に不調が見られるときなどは、それを示す特徴が見られます。
爪の色の変化からご紹介します。
白い爪は貧血や肝疾患、赤い爪は多血症や動脈硬化が疑われ、脳溢血や心臓疾患に注意が必要です。
黒紫色は心臓病や肺疾患、赤黒い場合は肝臓病や肝硬変、白濁色になる場合は慢性肝炎や肝硬変、肝臓がん、腎臓病などの疑いがあります。
黄色の場合は心臓や肺の病気、胆汁分泌障害の可能性があり、それが濁っている場合は爪水虫が疑われます。
黒い点や線が出ることがありますが、これは爪のほくろである場合がほとんどです。
ごくまれに、線が濃くなったり点が大きくなったりする場合があり、そうなるとガンの可能性が考えられるので、精密検査をした方がいいでしょう。
白い斑点が出る場合は過労による神経衰弱が疑われ、黒褐色の斑点が出る場合は悪性の強い黒色腫である可能性があります。
爪の根元にある半月が1/3以上出ている場合は脳溢血を起こす心配があり、どの爪にも半月が出ていない場合は脳梗塞の心配があります。
このように、色だけでもこんなにたくさんの病気の可能性が考えられます。
続いて形を見てみましょう。
爪に出てくる縦すじは、加齢に伴うもので異常ではありません。疲労や血行不良などが原因となっている場合が多いです。
横すじは不規則な生活によるストレスや栄養障害が原因と考えられます。
反っている爪は、スプーン爪とも呼ばれていて、鉄欠乏性貧血の人によく見られます。
二枚爪は乾燥や貧血、血行不良などが原因となっていて、一度治っても何度も再発することが多いです。
また、爪に深い溝が出ている場合、血液の病気や糖尿病、亜鉛欠乏症などが考えられます。

爪の病気を知りたい!
爪に関連する病気もたくさんあります。巻き爪はよく聞く病気の一つですが、爪の両端が丸まっている状態のことです。
進行すると周囲の肌に食い込むことがあり、雑菌が入りやすくなります。
雑菌が入ってしまうと、化膿したりして赤く腫れ上がったり、膿が溜まったりします。
足に合わない靴を履いていることや、急激な体重増加、足に過度な負担がかかってしまうスポーツ、爪の切り方が良くないなどが原因です。
爪は四角く切るのが正しいです。
巻き爪が悪化し、爪の両側が周囲の皮膚を巻き込むと、陥入爪と呼ばれます。
激しい痛みを伴い、歩けなくなることもしばしばです。
巻き爪の早い段階で治療をすれば、ほとんどが陥入爪になる前に完治します。
爪の周りの腫れや赤み、痛みなどが出ることを、爪周囲炎と呼びます。
爪の周りの皮膚に起こることが特徴です。
時には眠れなくなるほどの痛みを伴う場合があります。
深爪やささくれ、マニキュアなどが原因となっている場合が多いです。
爪のトラブルにあった時の応急処置を教えて!
爪がはがれてしまったとき、慌ててしまう人が多いと思います。爪がはがれるなんて、想像しただけでも顔がゆがむくらい痛いように思いますよね。
ですが、慌ててはいけません。
爪ははがれても必ず生えてきます。
冷静に、まずは傷口を水で洗い、消毒薬で消毒しましょう。
そして、はがれた爪をもとの位置に戻し、清潔な包帯を巻き、病院へ行きます。
もし、痛みで爪をもとの位置に戻せない場合は、爪を持って病院に行きましょう。
新しい爪が生えてくるまでは、約1ヶ月かかりますから、それまでこまめに消毒し、清潔を保つようにします。
元のように爪が生えれば完治となります。
爪の内出血はよくありますが、特に処置は必要ありません。
放っておいても内出血したところは爪先に移動し、いつのまにかなくなります。

いかがでしたか?
爪の状態でこれほど多くの病気があるなんて、知っている人は少ないですよね。
貧血などのよく見かける病気は、知っておくと食生活を改善しやすいですし、爪水虫などの早期発見ができれば、家族などにうつす前に治療が可能になります。
少しでも異常を感じたら、かかりつけの医師に相談しましょう。
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