黒部ダムの魅力

 

大自然の力と、そこに共存する人工の建築物に、心惹かれるという方は少なくありません。誰しもがその名称を聞いたことはある、テレビなどでも時折見かける「黒部ダム」を、観光スポットとして紹介させていただきます。

1.見学するには

黒部ダムは富山県立山の「中部山岳国立公園」内にあります。長野県との県境付近です。山岳地帯ですので現地に行くルートは限られています。

長野県大町市にある扇沢駅から、トロリーバス(電線からパンタグラフで動力を得ている無公害のバス)で向かうことができます。

入り口に到着すると、2つのコースを選ぶことができます。1つはダムを見下ろすことのできる展望台へ、もう1つは間近で迫力ある放水を見ることができるダムの堰堤(えんてい)へと続いています。外で行き来することができるので、先にどちらから見たいかで選ぶことになります。

毎年初夏から秋にかけて行なわれる「観光放水」は必見です。毎秒10立方メートル以上の水が放出されます。新展望広場からその放水を見ると、ミストのようになった水が届いてきて迫力満点です。

黒部ダムの放水 Water-drainage of Kurobe Dam


季節によって変化する大自然の光景にも注目できます。周りには3,000メートル級の峰々が連なり、初夏の頃には目に映える新緑と山頂に残る雪の白さが眩しく、秋には標高のある山ならではの色づきの変化「三段紅葉」が観察できます。

2.気をつけること

だれでも散策を楽しめるように整備されているとはいえ、そこが標高3,000メートルに及ぶ高山地帯であることは知っておかなければいけません。

気候や天気に合わせた服装を準備し、紫外線対策や携帯用レインコートも用意しましょう。“山の天気は変わりやすい”ということを忘れないようにしたいものです。

長野県側の扇沢駅から黒部ダムを跨いで富山県立山駅までは、「アルペンルート」と呼ばれ、前述のトロリーバスやケーブルカーでの移動となります。
kurobe2
乗車券の購入が必要ですので、現金を用意しておくことも忘れないようにしましょう。料金は公式ホームページで調べることができます。

こちらからどうぞ→→アルペンルートの乗り物と料金|黒部ダムオフィシャルサイト

ちなみに、長野県側から入ってダムを観光し、富山県に抜けることもできます。マイカーで扇沢駅まで来られた方は、立山駅までの回送を地元の業者に依頼できます。前もって予約を取り、安心して観光を楽しまれるようお勧めします。

3.おすすめ日帰り観光コース

1.10:00 扇沢駅
扇沢駅から黒部ダム駅を結ぶ日本唯一のトローリーバス。二本のポールで架線から電機を得て走る無公害バスで、長野県と富山県の県境を越えます。

平均10度、最大13度の急勾配の関電トンネル内は夏でも気温は10度前後。苦闘の末に突破した破砕帯に近づくと車内でそのエピソードが紹介されます。移動時間16分で黒部ダム駅。

2.黒部ダム駅(ダム展望台に行こう)
黒部ダム駅の乗降口すぐ右側にダム展望台に続く220段の地中階段があります。途中にある破砕帯の冷たい水飲み場で一休みしながら、ゆっくりのんびりと上がって下さい。
ダム展望台に移動(移動時間 約10分/階段220段)

3.ダム展望台(黒部ダムを一望できる絶景スポット)
標高1,508mの展望台からは、立山連峰をはじめ、北アルプスの大パノラマが楽しめます。ここから巨大なダムも一望でき、売店や水飲み場もあって休息に最適。撮影スポットとしても人気があります。

4.外階段 (意外なビユーポイント!外階段)
ダム展望台から新展望台広場、ダムハウスへつながる外階段。一段一段高さが変わるたびに黒部ダムを取り巻く大自然も表情を変えて見えるので、移動しながら楽しむことができます。長い階段も意外なビユーポイントになっています。

5.新展望台 (大迫力の観光放水を間近でみよう)
大迫力の放水を間近にのぞむ新展望台広場には、ダム建設当時の「ワダチ」のモニュメント(24tダンプや人の足跡)があり、当時が偲ばれます。巨大岸壁「鏡岩」などのブユ-ポイントが点在します。

毎秒10立方メートル以上の水を吹き出す黒部ダムの観光放水。その水しぶきが下から吹き上げミストシャワーとなって涼しく、休息にはぴったりの場所です。

ふぉっとダム
黒部ダム記念写真システムふぉっとダムで、黒部ダムの大放水を背に合成写真を撮影できます。ふぉっとダムの撮影結果やプリントは次の散策スポット、ダムレストハウス1Fで確認購入することができます。

6.ダムレストハウス・ダムえん堤
(ダムレストハウスで「黒部ダムカレー」を食べて見よう)
ダムレストハウス1階「ふぉっとダム」購入窓口は、黒部ダム記念写真システムの撮影結果をプリントしてお渡ししています。

併設の売店では各種お土産を取りそろえています。2階への階段横にはアルプスの天然水を飲むことができる水飲み場があります。

レストハウス2階のレストラン、休息所からは窓いっぱいに広がる黒部ダムの景色を眺めながら食事やショッピングが楽しめます。「黒部ダムカレー」がおすすめです。

7.湖上遊覧船ガルベ(ガルベ乗り場に移動 移動時間10分)
最高表意1,448mの黒部湖を運航する、日本一高所にある遊覧船ガルベ。目の前に迫る北アルプスを見上げながら、雄大に広がる剣舞の大自然を気軽に満喫出来ます。

8.黒部ダム駅に移動。(移動時間 約16分)

9.扇沢駅から車で蔦温泉まで移動します。(所用時間約30分)

10.秘湯「蔦温泉」
旅の疲れを芯から癒してくれるのが温泉。黒部ダム周辺は温泉地とっしても有名です。中でも蔦温泉の山深き源泉はまさに秘湯。

露天風呂に入っているとお猿さんがすぐそばで木の実をつぐんでいたりと、他ではちょっと体験できない珍事にも出会うチャンスがあり、旅のエピソードを盛り上げてくれるでしょう。その他「仙人閣」、「高瀬館」「かじか」などの秘湯があります。

秋のツアーであれば、ダム展望台から9月中旬頃から色づき始め、次第に紅葉が黒部ダムまでおりてくる、三段紅葉が見ものです。春、夏、秋と季節を楽しむ事が出来る黒部ダムツアー。ぜひ、みなさんも機会があれば、見に行きましょう。

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