東大寺を楽しむために知っておきたい事

   2015/09/18

東大寺と言えば「大仏」「修学旅行」「大仏の鼻の穴と同じ大きさ?の柱くぐり」と頭に浮かぶものってキリがないですよね。でも正確に説明できない・・・。それでは『正しい東大寺』を調べてみましょう!

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1.東大寺とは

東大寺は1998年に古都奈良の文化財の一部として、ユネスコより世界遺産に登録されています。

◆大仏殿・法華堂(三月堂)・戒壇堂の拝観案内
❖拝観時間
11月~2月 開門時間8:00 閉門時間16:30
3月 開門時間8:00 閉門時間17:00
4月~9月 開門時間7:30 閉門時間17:30
10月 開門時間7:30 閉門時間17:00

❖入堂料
大 人 500円 団体450円
高校生 500円 団体400円
中学生 500円 団体300円
小学生 300円 団体200円
※団体は30名以上、教職員は無料です。

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◆まず、東大寺と言ってもどれだけの建造物があるのでしょう?← 規模の大きさに驚きです!
南大門を入って参道を進むと、正面に中門(南中門)、その先に大仏殿(正式には「金堂」)。そして大仏殿前には八角灯籠があります。

南大門から中門への参道の東側には東大寺の本坊が、反対の西側には東大寺福祉療育病院。大仏殿の東方には俊乗堂、行基堂、念仏堂、鐘楼などがあります。さらに東方の「上院」と呼ばれる地区には、開山堂、三昧堂(四月堂)、二月堂、法華堂(三月堂)。

大仏殿の西に指図堂(さしずどう)、勧進所、戒壇院。大仏殿の北方、西寄りには正倉院の校倉造宝庫と鉄筋コンクリート造の東宝庫・西宝庫。※正倉院の建物と宝物は国有財産で、宮内庁正倉院事務所の管理。
これだけでも“どれだけ~”と思いますが、かつてはこれら以外にも多くの堂塔が存在していました。

◆それでは、東大寺ツアーに参りましょう!
❖国宝 大仏殿
2度焼失し、鎌倉と江戸時代に再建されました。そのため、創建時の11間(86m)が7間(57m)となりました。それでも世界最大級の木造建築です。
※廻廊内、大仏殿内での撮影は自由ですが、三脚の使用はできません。

❖国宝 法華堂(三月堂)
東大寺建築のなかで最も古く、旧暦3月に法華会が行われるようになり、法華堂、また三月堂ともよばれるようになりました。時代の異なる建築が高い技術で結ばれ、調和の取れた美しい姿を見せます。

❖国宝 南大門
現在の門は鎌倉時代、重源上人が再建したもの。屋根裏まで達する大円柱18本は、21mにも及び、門の高さは基壇上25.46m。わが国最大の山門です。仁王像2体は、昭和63年から5年間、全面解体修理が行われました。

❖「奈良の大仏」正式には東大寺金堂の本尊「盧舎那仏像」←天平勝宝4年(752年)に完成
建立当時の天平時代の部分は台座、右の脇腹、他、ごく一部のみです。

*大仏像の各部の大きさ
像高 14.98m
頭頂~髪際2.57m 螺髪部分(髪の毛部分)の高さ
頭頂~顎6.7m、耳長2.54m、目幅 1.02m、口幅1.33m、
中指長1.08m、顔幅3.2m、鼻幅0.98m

2.東大寺へのアクセスは?

❖電車・バスを利用する場合
*JR大和路線・近鉄奈良線「奈良駅」から市内循環バス(外回り)「大仏殿春日大社前」下車徒歩5分
または市内循環バス(外回り)「氷室神社・国立博物館」バス停下車、徒歩約5分

*神戸・三宮から
阪神なんば線「三宮」~近鉄奈良線「奈良駅」約80分
阪神なんば線「三宮」~近鉄奈良線「大阪難波駅」約40分
近鉄奈良線「大阪難波駅」~近鉄奈良線「奈良駅」約40分

❖車の場合
名神高速道「京都南IC」から京奈和自動車道経由約60分
京奈和自動車道「木津IC」から南へ約7km
第2阪奈有料道路「宝来IC」から東へ約8km
西名阪自動車道「天理IC」からR169経由北へ約10km

❖駐車場情報
*奈良県営大仏前駐車場(有料) 奈良市水門町南院畑82 TEL:0742-22-5025
*GSパーク東大寺西大門駐車場(有料・無人) 奈良市押上町6-1

3.世界遺産 国宝 東大寺の歴史

天平文化の象徴と言われる「東大寺」の現在に至るまでの歴史を紹介します!

東大寺は奈良時代に聖武天皇が仏教の教えと、国を守るために建立したとされていますが、背景には、地震や日食、天然痘の流行、皇太子の死があったようです。完成は752年で大仏開眼供養が盛大に行われました。

奈良時代から平安時代にかけては、華厳宗の中心となると同時に、仏教学の中心となりましたが、1181年に平清盛の命を受けた平重衡らによる「南都焼討」が起こり、東大寺は、二月堂・法華堂・転害門・正倉院以外の主要な伽藍を焼失してしまいました。

平氏が滅び、源頼朝による鎌倉幕府が樹立されると、東大寺の再建を説いた僧・重源の活躍もあり、頼朝に協力を要請し、1203年に再建事業が完成しました。

戦国時代に入ると、1567年に松永久秀の軍勢が大仏殿に陣を構えていた三好勢に夜討ちを仕掛けた結果、東大寺の建造物はことごとく焼失しました。

その後、江戸時代に入ってからも大仏様は木造銅版張りの仮の頭部を乗せた状態で、雨ざらしのままだったそうです。

この状態に変化が訪れたのは、1684年に僧・公慶が大仏修理のために始めた勧進活動でした。多額の寄進で、1686年から1708年までの14年の年月をかけ再建が行われました。現在の大仏殿はこのときのもので、高さと奥行きに関しては天平時代と同じですが、間口は3分の2のほど縮小されています。

しかし19世紀を迎えるころには、東大寺の老朽化は進み、明治時代には倒れないのが不思議なほど傷みがひどい状態になってしまいました。

しかし思想家の岡倉天心が文化財保護を訴えたこともあり、「古社寺保存法」が制定され、貴重な仏像の保存や修復は国主導で行うことになりました。

幸運にも、太平洋戦争中は空襲を免れることができ、2010年には平城遷都1300年を迎え、現在も世界中から多くの観光客が訪れています。

4.東大寺のイベント

❖1月1日 午前0時~
*鐘楼 除夜の鐘(当日整理券発行)

❖1月1日 午前0時~8時
*大仏殿・二月堂 初詣(無料参拝)

❖1月7日 13時~
*大仏殿 修正会 年頭祈願

❖2月3日 10時~
*二月堂 節分万灯明星祭 14時~豆まき、18時~星供養

❖3月13日 午前1時半頃
*二月堂 お水取り 

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❖4月8日 8時~
*大仏殿 仏生会(花祭り・甘茶かけ)

❖4月26日(日曜日の場合は5月26日) 13時~
*大仏殿 仏法興隆 花まつり千僧法要

❖7月28日 8時~
*大仏殿 茅の輪くぐり

❖8月7日 7時~
*大仏殿 大仏さま お身拭い 一般拝観は7時半~

❖8月15日 19時~22時
*大仏殿 万灯供養会 夜間参拝

❖10月15日 10時~
*大仏殿 大仏さま秋の祭り 献茶式(表千家)

❖10月15日 13時半~
*鏡池舞楽台 慶讃能

※修学旅行の時って、何を観ていたんだろう?と恥ずかしくなりました。文化遺産を守っていく大切さを痛感しています。次に訪れる時には、歴史の重さを感じながら拝観したいと思います。

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