癒しスポット 棚田

 

初めてきた場所で風景を眺めて、懐かしく感じた経験はありませんか?日本ならではのそうした風景は、人の努力によって各地で守られています。そんな風景のひとつに、山肌で稲作を行なう棚田があります。各地にある棚田を幾つか、調べてみました。

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1.長野県千曲市「田毎の月」

姨捨(おばすて)の棚田は、夕暮れの絶景と、田んぼの水面に映り込む月の美しさで知られています。江戸時代から明治にかけて開田が進み、小さな棚田に映りこむ月の影が注目されるようになりました。

棚田特有の不揃いな形の田んぼそれぞれに月が移りゆくことを、「田毎の月」と呼び、嫉捨の田毎の月は多くの俳人が歌句の題材にしています。

今でも小さな棚田が1500余りも連なり、国の「重要文化的景観」や、「日本の棚田百選」に選定されています。日本人が懐かしく感じる、郷愁あふれる風景となっています。

黄金色に染まった千曲市は姨捨の棚田・4K撮影

2.新潟県十日町市「まつだい棚田」

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十日町市松代(まつだい)地域にも、日本の原風景と言われる棚田があります。山郷にあるこの地域は平地が少なく、先人たちによって山が切り開かれ、耕地を得てきました。

また、米作りに欠かせない水は、豪雪地帯ゆえの豊富な雪解け水によってまかなわれ、おいしいお米を生み出し続けています。

風景画や写真のスポットとしてもよく知られています。春先雪が解け始めた頃をスケッチしたり、水を張った棚田に満開の山桜が映り込んだ写真を狙ったりと、その時期ならではの風景を求めて観光客がよく訪れています。

まつだい棚田は、十日町市の広い範囲に点在する棚田が観光用のマップにまとめられています。十日町市の観光協会のパンフレットやウェブサイトから、そのマップを手にすることができます。

3.岐阜県恵那市「幾何学模様の石積み」

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恵那市の坂折では、石垣で固められた雰囲気のある棚田を見ることができます。今からおよそ400年前、戦国時代から江戸時代に入るころから、人々の知恵と汗によって築かれました。

その石垣は自然石を積み上げたものでその高さは1~3mあります。幾何学模様の石積みは周囲の里山と調和し、他とは一味違う類を見ない美しい景観を楽しめます。

坂折棚田は現在、保全会によって守られています。傷んだ石垣を崩し、新たに石積みを施して、これからも棚田を活用していけるようにしています。また、保全活動を続けていくために「さかおり棚田米」の販売促進も行なっています。

4.その他の棚田

千葉県鴨川市にある大山千枚田は375枚の水田で棚田が形成されていて1997年にNPO法人大山千枚田保存会が設立され多くの住民が保存会の会員や棚田オーナーになっています。豆腐作りやみそ作りなども行われています。

また、2006年には棚田に酒米を植える「酒づくりオーナー企画」も実施されています。さらに、秋には10,000個のLEDライトを使用してライトアップされ幻想的な空間を作りだします。アクセス方法は、JR内房線または外房線「安房鴨川駅」下車。

三重県熊野市にある丸山千枚田は耕作放棄田だった約810枚の田が復元され、石垣で作られた棚田の階段は100段近くあるという急傾斜で標高差は約100mと言われています。

日本一の棚田景観とも言われていて、笹の葉の下に隠れてしまうほどの小さな田が幾重にも重なっていて、総数1340枚ほどと言われています。アクセス方法は、JR熊野市駅から車で約30分。

石川県白米の千枚田は日本海に面していて小さな田が海岸まで続いています。その景観の美しさから国指定文化財名勝に指定されています。約20,000個の壮大なイルミネーションはギネス記録に認定されています。アクセス方法は、能登空港ICから車で約40分。

和歌山県有田川町にあるあらぎ島は四季の変化に応じて美しい景色が変化することで人気です。冬期にはLED機器を使用したイルミネーションイベントが開催されています。アクセス方法は、有田ICから車で約60分。

三重県松阪市にある深野は約300万個の石が積み上げられていて「石の芸術」と呼ばれています。アクセス方法は、松阪ICから車で約30分。

佐賀県玄海町にある浜野浦棚田は水平線に沈む夕日や棚田をオレンジ色に染める美しい景色が人気です。アクセス方法は、福岡市から車で約60分。
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各地にある棚田には、限られた土地で自然と共生することを選んだ先人たちの知恵が表れています。“日本の原風景”とも言われる棚田から見る景色を、実際に出かけて行ってご覧になってみるのはいかがでしょうか。

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