映画・テレビのロケ地の書写山「圓教寺(えんぎょうじ)」を訪ねてみませんか?

 

兵庫県の姫路市にある「圓教寺」。ここは、2003年公開の映画『ラストサムライ』、2014年の大河ドラマ『軍師 官兵衛』でロケ地として使われました。そして2015年の5月に封切られ、70万人以上の観客を動員した『駆け込み女と駆け出し男』ではメインロケ地に選ばれました。

トム・クルーズや渡辺謙、岡田准一、大泉洋が大作を演じた「圓教寺」とはどんな寺院なのでしょう!




1.書写山 圓教寺とは

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圓教寺は、創建年康保3年(966年)の天台宗の別格本山です。山号は書寫山(書写山、しょしゃざん)。西国三十三所第27番。

「西の比叡山」とよばれるほど寺格は高く、西国三十三所中最大規模の寺院で、中世には比叡山、大山とともに天台の三大道場と並び称されました。京都から遠い土地柄でありながら、皇族や貴族の信仰も篤く、訪れる天皇・法皇も多かったとのことです。

境内は、仁王門から十妙院にかけての“東谷”、摩尼殿を中心とした“中谷”、三つの堂のある“西谷”に分かれています。伽藍がある標高371mの書写山の山上一帯は兵庫県指定書写山鳥獣保護区の特別保護地区に指定されています。

室町時代から明治時代までは女人禁制だったため、女性は東坂参道の入り口にある女人堂(現在の如意輪寺)までしか行けず、そこに札を納めて帰っていました。

❖史跡一覧
摩尼殿 六臂如意輪観音像・四天王像
三之堂 大講堂 釈迦三尊像
食堂
常行堂 丈六阿弥陀如来坐像
奥之院 開山堂 性空上人像
護法堂 乙天若天
護法堂 拝殿
本多家廟屋
金剛堂 金剛薩た(埵)
*薬師堂、十妙院…襖絵(狩野永納)、仁王門…仁王像、壽量院
参照元:http://www.shosha.or.jp/map.cgi
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◆大講堂・食堂(じきどう)・常行堂(じょうぎょうどう)いずれも室町時代の再建で国の重要文化財。
❖室町再建の重厚な伽藍が映画にも厳かな空気感を!
「圓教寺」の象徴ともいえる“コの字型”に立ち並ぶ3つの堂は、その佇まいに圧倒されます。

●大講堂
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圓教寺の本堂に当たる堂で、お経の講義や論議が行われる学問と修行の場。内部は、内・外陣に区切られており、内陣には釈迦三尊像が安置されています。
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●食堂
本来は、修行僧の寝食のための建物で承安四年(1174)の創建。本尊は、僧形文殊菩薩で後白河法皇の勅願で創建。二階建築も珍しく長さ約40m(別名長堂)においても他に類を見ないものです。
未完成のまま、数百年放置されていましたが昭和38年の解体修理で完成形になりました。

●常行堂
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ひたすら阿弥陀仏の名を唱えながら本尊を回る修行をするための道場。舞台は、大講堂の釈迦三尊に舞楽を奉納するためのものです。

●壽量院・精進料理…塔頭 壽量院
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お食事:4月~11月、木曜日定休
精進本膳料理を幻の書寫塗りで頂けます。「圓教寺行事記」中の料理献立を基本に現代風にアレンジした料理です。重要文化財「壽量院」で食事できるなんて嬉しいですよね!※ 5名様以上、本膳料理のみ。
口コミでは値段5,000円~となっています。予約が必要です。

◆2015年 紅葉まつり…11月21日~23日
見頃時期:11月中旬~12月初旬 ※摩尼殿前のイチョウ・モミジの黄と赤の紅葉が見事です!
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2.「駆け込み女と駆け出し男」ってどんな映画?ロケ地選びのポイントは?

女性からの離縁が難しかった江戸時代、鎌倉に幕府公認の縁切り寺・東慶寺がありました。その御用宿に居候し、女たちの聞き取りを行うのが、駆け出し医師で戯作者の信次郎。命からがら寺に駆け込む“訳あり女”たちの離縁を助けるというストーリー。

井上ひさしの時代小説を原田眞人監督が映画化。監督はラストサムライでは俳優として出演しているんです。映画化は難しいとされたにも関わらず、圓教寺を東慶寺に見立てたら面白い作品になると確信したそうです。

ちなみにお寺に入山した駆け込み女たちは、24か月の修行を経て、晴れて離婚が成立します。大変だ~!

圓教寺が映画やテレビのロケ地に選ばれてきたのは、手つかずの自然に調和する伽藍の侘びた風情が決め手になるのではないでしょうか。と圓教寺を管理されている方が話されています。
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書写山には巨岩や巨木もあり、映画では尼僧たちが歩くシーンに使われたようです。境内には深い緑が多く心が洗われるようと評判です。マイナスイオンの宝庫・書写山で癒されてみませんか?

※入山時、志納金として500円をお願いしております。(中高生以下、無料)
兵庫県姫路市書写2968 079-226-3327
午前8:30~午後6:00

【アクセス】
JR・山陽電鉄 姫路駅から
神姫バス「書写ロープウェイ行」で終点下車(約30分)。ロープウェイで約4分
ロープウェイ料金 往復:大人900円 子供450円

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