銀閣 慈照寺 2015

 

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京都の代名詞のような「金閣寺」と「銀閣寺」。教科書にも必ずと言って良いほど載っています。金閣寺は金色なので、まさしく「金閣寺」ですよね。アレッ!?なぜ銀色じゃないのに「銀閣寺」なの?そのあたりもふくめて「銀閣寺」について調べてみました。

1.「銀閣寺」とは?

「銀閣寺」は正式名称を東山慈照寺といい、相国寺の塔頭寺院の一つです。「銀閣寺」の名の由来は江戸時代、「金閣寺」に対し、「銀閣寺」と呼ばれるようになったと言われています。
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室町幕府八代将軍の足利義政(1436~1490)によって造営された山荘東山殿を起原とし、義政の死後、遺命により東山山荘を禅寺に改めました。

寺号を義政の院号である慈照院殿にちなみ、当初「慈照院」としましたが翌年「慈照寺」と改名されました。その後歴代の住職は戦国時代を乗り越え、観音殿、東求堂などを守りぬいたのです

9歳にして家督を継ぎ、15歳にして将軍職を継いだ義政は、生涯をかけ自らの美意識のすべてを投影し、東山文化の真髄たる“簡素枯淡”の美を映す一大山荘を作り上げました。「銀閣寺」は将軍義政の精神のドラマを五百年後の現代にも脈々と伝えています。

義政が鹿苑寺の舎利殿(金閣)を模して造営した楼閣建築である観音殿は「銀閣」、観音殿を含めた寺院全体は「銀閣寺」として知られています。「古都京都の文化財」の一部として世界遺産に登録されています。

※銀閣は、金閣、飛雲閣(西本願寺境内)とあわせて『京の三閣』と呼ばれています。

◆東山文化とは?
応仁の乱(1467年)以降、戦乱に明け暮れる世の中になりました。一方では能、茶道、華道、庭園、建築、連歌など多様な芸術が花開いた時代でもあったのです。

それらは次第に庶民にも浸透し、今日まで続く日本的な文化を数多く生み出しました。また、京都が戦火の真っただ中になったため、多くの文化人・知識人が地方の守護大名のもとへ身を寄せました。文化の地方伝播が進行していったのです。

貴族的・華麗な足利義満の「北山文化」に対して、「東山文化」は幽玄、わび・さびに通じる美意識に支えられていると評価されています。

◆銀色なじゃないのに、なぜ「銀閣寺」?
義政はもともと「銀閣寺」というものを建てようと思っていたわけではなく、慈照寺に「銀閣」という通称がつけられたのは江戸時代になってからです。
銀箔を貼る予定はあったのか?にも諸説あります。

◇応仁の乱などで財政難から断念した、
◇建築主の足利義政が、その前に死去してしまった。など

私個人としては、金銀のキラキラより、地味ながら“素朴さ”や“侘び寂び”の境地を感じられる「銀閣寺」の方が日本的な趣きがあって好きですけど。

ではなぜ、銀閣寺と呼ばれるのか?にも諸説ありまして、1658年(万治元年)に刊行された『洛陽名所集』などの文献に『銀閣寺』の名前が見られるとして、「金閣寺」になぞらえて「銀閣寺」と呼ばれるようになった時期についても触れています。

また、外壁の黒漆が日光の加減で銀色に輝いて見えたからという説も紹介されています。歴史のロマンとして謎のままというのも良いですよね。

2.「銀閣寺」の造りや庭園について

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銀閣は宝形造(ほうぎょうづくり※隅棟が一つに集まる)に重層の楼閣で、下の一階の部分を心空殿(しんくうでん)といい、書院風の造りになっています。

上の二階部分を潮音閣(ちょうおんかく)と呼び、禅宗仏殿造りになっています。観音像を安置したことから「観音殿」の名があります。

銀閣寺の見所は数多くありますが、なんといっても季節でいうと紅葉の秋がお勧めです。黄色や赤の紅葉に囲まれた銀閣寺は幻想的でまるで時代の流れが止まってしまったかのよう。銀閣寺ならではの“わび・さび”を満喫しましょう!

銀閣寺の庭園は、特別史跡、特別名勝に指定されています。「苔寺」の庭園を模して造ったといわれていて、池泉廻遊式庭園です。江戸時代の改修で、造られた当時の面影がかなりなくなってしまったようです。

同じく江戸時代につくられた清めの砂盛りには名前がついていて、「銀沙灘」「向月台」といいます。枯山水庭園は1931年に発掘され、はるか室町時代を思わせるものです。良いですね~♪

※最初の銀閣の庭を造ったのは「善阿弥」であるという記述が載っていますが定かではないようです…

◆参拝時間
*夏季(3/1~11/30)…午前8:30 ~ 午後5:00
*冬季(12/1~2/末日)…午前9:00 ~ 午後4:30
※年中無休
※特別拝観時は時間が異なることもありますのでご注意ください。

◆参拝料金
*大人・高校生:500円
*小・中学生:300円

◆アクセス・問い合せ
*市バス「銀閣寺道」
*慈照寺 事務局
〒606-8402 京都市左京区銀閣寺町2 TEL:075-771-5725

銀閣寺では毎月第3月曜日の夜に『坐禅会』を、第1日曜日の午前中に『講話と坐禅』を行っています。

どちらも予約制で参加費は無料です。問合せ先は上記と同じです。一度、雑念を捨て坐禅を組むのも良いかもしれません。私は雑念だらけなので・・・

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