漆喰(しっくい)メリット・デメリット

   2015/12/08

近頃「漆喰」をテレビで見聞きする機会が増えた気がします。マンションのリフォームやリノベーションで、今までのように壁紙を使わず、一番目立つ面を「漆喰」にするというものです。それも結構“カラフル”な漆喰!

漆喰が見直されているのは何故なのか?調べてみました。

1.漆喰壁のメリット

大和朝廷が中国に使者を送り、文化を学ぶ中で大陸の「漆喰」の技術も日本に伝えられたようです。飛鳥時代末期(7世紀後半~8世紀初頭)には、既に現代まで続く漆喰の製造技術や左官技術が確立していたとのこと!

その後も優れた耐火性・耐候性から、神社や蔵に広く使われ、その最も代表的なものといえば、世界遺産でもある「白壁の姫路城」ですよね。

そもそも「漆喰」の主な原料である石灰岩は、貝殻やサンゴなどの動物の化石が堆積(たいせき)してできたもので、高い調湿機能をもっています。この石灰岩から作られる消石灰に植物繊維や川砂などを混ぜ練り上げたものが漆喰です。

消石灰は空気中の二酸化炭素と反応して固まる性質があります。この自然の凝固作用で、接着剤を必要としない自然素材だけの施工が可能になるんです。

◆改めて「漆喰」のメリットをまとめてみました。
❖空気中の化学物質や二酸化炭素を吸着する性質がある。
❖自ら固まる性質を持ち、化学接着剤を使わないので、ホルムアルデヒドを発生しない。
❖調湿機能に優れているので、湿度が高いと水分を吸い、低い時には吐き出してくれる。
❖主成分の消石灰には、「カビ」や「ダニ」の発生を抑制する作用がある。
❖ほとんどが無機質の不燃素材なので、ダイオキシンなどの有毒ガスの発生がない。
❖吸音性が高いので音が漏れにくい。

※これは、メリットと言えるかどうか・・・「漆喰」は左官さんがコテで塗り広げるので、その人の技術や感性が“できあがり”に影響します。それを独特の風合いで、面白いと思えばメリットです!

2.「漆喰」のデメリットは?

ここまでだとメリットばかりじゃないの?と思いますよね~

◆外壁・内装に「漆喰」を選んだ場合のデメリットは?
❖下地処理に手間・暇・材料を練り合わせる工程にも技術が必要なので、単価が高い。
漆喰の外壁というと通常は「乳白色」。これに色を加える場合、混ぜ合わせる色粉のコストがかさみます。

❖セメントの外壁と比較すると、乾燥に時間がかかるため、工事に時間がかかる。
もし、「乾燥」の工程を十分に行わなければ、後になってクラック(ヒビ)などのトラブルのリスクが!

❖耐水性が低い(雨に弱い)。
漆喰の外壁は、「調湿性の高さ」がメリットですが、見方を変えれば「水分を吸いやすい」というデメリットになるのです。※雨を吸い変色の原因に!

◎業者によって値段が違う!
新築で「漆喰」の外壁にした場合、単価(1㎡)は下地処理込で7,500円程度が相場。
リフォームで「漆喰」を選んだ場合は、古い外壁の処理費用がプラスされますから、単価は1万円前後になるようです。

※ネットでは、1㎡が4,000円という業者も!なぜ安いのかという理由は、シッカリ確認しておきましょう。クオリティーまで下がってしまっては大変です!クオリティーを下げないで、単価を下げる工法があるかどうかは、納得いくまで業者と相談しましょう。

❖スイッチ周りに手あかが付くと落ちにくい。

3.DIYでリビングを「漆喰」にしちゃいましょう!

本来は高度な技術が必要な「漆喰壁塗り」が、何とか自力でできる?ようにキット化して販売されてます。このポイントは、今の壁紙の上から塗れること!←これじゃなきゃ挑戦しようと思えない。

もうひとつのポイントが、既にいい感じの粘度に混ぜられた漆喰が真空パックになって販売されてること。これは「練り漆喰」と呼ぶのだそうです。

当然、プロじゃないので均一に塗るのは難しいですが、少々“まだら”になっても自己満足で“味”だと思えば良いんじゃないですか!いろんなサイトに動画も出てます。失敗しても二度塗りができるから安心です。

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4.漆喰と珪藻土との違いは?

まず、珪藻土(けいそうど)とは植物性プランクトンが化石したものです。火に強いため、昔からコンロや七輪などに使われてきました。

共通点は、どちらも「自然素材の塗り壁材」であることですが違いはあるのでしょうか?

❖漆喰は石灰自らが固まる力がありますが、珪藻土は粘土のように自ら固まる力を持っておらず、乾燥した際にボロボロと剥がれて落ちてしまいます。そのため、珪藻土を壁に使用するためには他の固まる材料を混ぜる必要があります。自然素材である「消石灰」を使用して固めることも可能です。

❖漆喰は、土壁が無ければ調湿効果を期待することはできず、珪藻土と比較すると吸放湿性能は低いと言えます。珪藻土は土壁が無い場合でも10~15cmくらいの土壁と同じ調湿効果を発揮するので、カビやダニの発生を抑制し、部屋の温度を快適にしてくれます。

❖漆喰は、昔から使用されていますが、珪藻土は歴史が浅く、1994年くらいから本格的に使用されるようになりました。

❖珪藻土は原料の関係で、漆喰のような「ツルッ」とした仕上りにはなりません。いわゆる「ゆず肌」と呼ばれる感じになります。

※漆喰を選ぶか、珪藻土を選ぶか、特に自然素材にこだわらないか、その辺りは好みや予算で違ってくると思います。ただ、DIY の漆喰キットには興味ありますね~。家具も大移動しないとダメなので、この際「断捨離」と模様替えを一気に!でも両方とも一気に失敗したらどうしたものか・・・
sikkui1 sikkui2

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