2才・「いや!」と「やって~」

 

この時期は「じぶんで!」を連発します。やりたい思いは強いのですが、実際はやれないことが多いのも実情です。思いが強ければ強いほど、出来なかった時のイラ立ちは強烈。

当然です「じぶんで!」と強気で言い放ったかと思えば、べそをかき「やって~」と甘えます。混乱を目の当たりにし、関わる大人は困惑し時に苛立ちます。もっともなこと。

セミやザリガニは、成長の過程で脱皮します。自立と依存の狭間で“ごたごた〟する子供の姿は脱皮に似ていると思えてなりません。次のステージに上がる大事な節目なのです。

スムースに移行するために大人は腰を据え、心を掛け、手を掛けてほしいと願っています。




“まねっこ遊び〟で世界が広がる!

「学ぶ」の語源は“まねる〟大人の真似を“遊び〟として取り入れ、生活の幅を広げる、それが子供の育ちのプロセスです。

子供の頃の私は、たらいに見立てた洗面器で「ゴシゴシ」と言いながら手拭いを洗いました。母から貰ったちびた石鹸は、大人になった気分。なんと嬉しかったことか。

☆ お手伝い色々
①クッキー&お団子作り
指先の器用さが増しているこの時期、楽しく参加できると思います。どろ団子や粘土遊びを体験している子供なら、こねる、丸める、のばす、などの作業は、お手のもの。団子なら〝トントン〟餅つきを味わえるのもいい経験だと思います。

クッキーなら仕上げの“トッピング〟は、お子さんに任せてみては?「じぶんで!」の満足感が味わえると思います。
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②パンツを(自分の)片付ける
綺麗に“入れる〟は、無理ですが「収納」にポイントを置けば、出来ます。収納ボックスの(牛乳パックで作れます)丈を10㎝位に切ります。引き出しの底に並べ「ここに入れてちょうだい」と指示します。

靴下やハンカチなど分類し、収納する作業は、大人と一緒に〝あそび〟感覚で出来ます。「上手だねえ」などの褒め言葉をたくさん掛けることは、満足感が得られますし、自信にもつながります。

③危険を除去!
歩行がほぼ完成し、どこでも行けます。手も指も器用になっています。つまんで開けられますし、引き出せます。目を離すと、化粧台から口紅を取り出し塗っていたとか、トイレットペーパーをずるずる引き出していたなど。

笑って済ませられる〝いたずら〟ならいいのですが、タバコを食べていたとか、薬液を引き出して…などは、厳禁です。

決定権は、子供に!

「赤ちゃんじゃない!」とばかり、行きたい所を決めるのも「じぶん!」着たい服、履きたい靴を決めるのも「じぶん!」眠る、眠らないも全部「じぶんで!」

なのに大人の提案には「いや!」を連発。「この分からんチン!」回りの大人はイライラし、腹も立とうというものです。ですが、ここが踏ん張りどころ。

<スムースに対応、その例>
①「このパンツ、はきなさい」を拒絶した場合…
パンツを数枚並べ、選ばせます。自分で決めたいという子供の意思を、尊重する手立てを講ずることです。

②「じぶんで!」と言ったのに、出来なくて「やって~」とぐずった時の対応…
「ほら、言ったとおりでしょ。出来ないくせに!」言いたいのはやまやまなのは、わかります。ここは先ず〝ごっくん〟腹立ちを飲み込み、心を静め大人の対応(!)を心がけることです。

次は、やろうとした意欲を尊重し「頑張ったね」労をねぎらい、優しく手を貸しつつ方法を教えることです。また〝ぎゅっ〟子供の肩を抱いてあげれば、失敗感は消え、元気を回復し、次の意欲につながると思います。
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自立と依存の狭間で“ごたごた〟し〝ぐずぐず〟するこの時期の対応は、簡単。そうです「待つ」イライラせず、大人の考えを押し付けず「待つ」

たった二文字の「待つ」なのですが、なんと難しいことでしょう。ふっー。

生活が便利で効率的になったにも関わらず、子供を「早く、早く」と急きたてます。過ぎてしまえばあっという間。今を、丁寧に。次のステージへの節目なのですから。迷っていたら「待つ」笑顔で、待つ。

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