大人もかかるリンゴ病

 

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「リンゴ病」と言えば、子供がかかる“ほっぺがリンゴみたいに赤くなる”夏風邪の一種!?って思っていました。

ところが2015年は、その「リンゴ病」にかかった人が過去10年間で最多だったそうです。今、まさに偶然ニュースで特集されているのですが!

リンゴ病には有効なワクチンは無く、手洗い、うがいなどで防ぐしかないようです。そして、子供から大人に感染した場合は非常に重症化するそうです。感染者の中には2週間以上も熱がひかなかった場合もあるそうです。

そして大人の中でも、一番気をつけなければいけないのが“妊婦さん”なんです!流産や死産に繋がるとか…それは大変です。

ニュースでは発疹が出てしまえば感染力は無く、最初の咳などの風邪だかリンゴ病だか分からない時期が、感染力としては一番強いと言っています。2016年になっても感染の勢いは衰えず、患者数は例年より多いとのことです。

この記事を書こうとしてファイルを開いた途端のニュースにビックリしました。気を取り直し、「リンゴ病」について詳しく調べてみます!

「リンゴ病」とはどのような病気なのでしょうか?

頬がリンゴのように赤くなることから、通称「リンゴ病」はと呼ばれていますが、正式には『伝染性紅斑(でんせんせいこうはん)』という病名です。5~9歳ごろに最も多く発症します。

幼稚園や保育園に通園している子供をもつママなら、「リンゴ病」と言う名前!一度は耳にしたことがありますよね?

❖「リンゴ病」が流行する季節は?
例年ですと春から7月初めにかけて感染者が増えると言われています。暖かくなる頃から夏の間と覚えておきましょう!ところが2015年~2016年にかけては冬も流行の勢いは止まらないみたいです!!

本来は、感染力自体は弱いウイルスなので、インフルエンザのようにアッという間に大流行!ということはないのですが、保育園や幼稚園、学校などで感染者が出ている時は注意してください。

❖「リンゴ病」のウィルスや感染経路は?
「リンゴ病」は、“ヒトパルボウイルスB19”というウイルス感染によって起こります。感染経路は咳やクシャミなどからうつる飛沫感染や手すりなどについたウィルスに触ってしまったことでうつる接触感染です。潜伏期は6~11日,発疹出現までは16~18日です。

リンゴ病のウィルスは、終生免疫ができるため一度かかれば生涯りんご病にかかることはありません。※成人の約半数が免疫を獲得しているといわれます。

❖「リンゴ病」の症状は?
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*症状の現れ方
10日前後の潜伏期の後、子どもでは通常、頬がリンゴのように真っ赤になり、その後手足にレース状の発疹が現れます。発疹が出る1週間~10日位前に、発熱、筋肉痛、倦怠感がみられることがあります。
いったん消えた発疹が日光や運動によって再び現れることもあります。

※必ず左右両側の“ほっぺ”が赤くなるのが特徴です。頬がほてったり、少しかゆくなったりもします。

まず、初めに“ほっぺ”に赤色の紅斑が現れ、続いて全身に『ノコギリ歯状』の紅斑が見られるようになります。リンゴ病の紅斑の最大の特徴は、この少しギザギザとしたノコギリ歯状の紅班が見られる点と言えるかもしれません。

普段からチョッピリ赤い“ほっぺ”の子供の場合はお母さんであってもなかなか気づきにくいかもしれません。リンゴ病かどうか分かりにくい場合は、まずこの紅班の形状をしっかりと観察してみましょう。

《紅斑の出やすい場所》
腕、おなか、太もも、おしり

通常は、数日の経過で自然に治ります。発疹が現れるころにはもう感染力はほとんどなく、発疹出現前1週間くらいの感染力が一番高いといわれています。

※ごくまれな合併症としては、脳炎・脳症、心筋炎などが挙げられます。また、先天性の溶血性貧血の子供がかかると貧血が急激に悪化します。

❖リンゴ病の治療は?何科にかかればいいの?
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頬が赤くなる前に、発熱や、倦怠感、咳、吐き気、下痢、関節痛などの症状があれば、ママはリンゴ病とは思わないですよね。内科・小児科を受診することになるでしょう。でも、子供の場合は“ほっぺ”が赤くなって気付くことが多いので皮膚科を受診しましょう!

リンゴ病の治療方法は特になく、自然治癒を待ちます。ただ、紅斑を掻いてしまうと治りが遅くなるので、痒みをおさえる抗ヒスタミン薬などの処方があります。

❖家庭で気をつけることは?
*食べ物…通常とおりで大丈夫です。
*入浴…入っても良いのですが、熱いお風呂に長く入ると赤みが強くなって長びくことがあります。無理をさせずに短時間できり上げましょうね。
*運動…体が熱くなったり、日光に長くあたると長湯と同じように赤みが長びきます。
*保育所・学校…頬が赤くなったときには、うつる時期を過ぎているので行ってもかまいませんが、あまりまっ赤な頬なら2~3日休ませたほうが無難でしょうね。

「リンゴ病」が大人に感染してしまった!症状などは子供とは違うの?

元気な子供では、それほど心配ない病気なんですが、大人がかかると子供の何倍もツラい“リンゴ病”。

熱は高いし目眩や吐き気もある、凄い倦怠感、関節が痛~い!浮腫みもあるし、手足の湿疹に続き腕や太ももの湿疹…しかも痒みはハンパじゃない!何これ?とんでもない病気になっちゃったんじゃないの?って心配しますよね。

高熱がでた後の湿疹・・・もしかしてリンゴ病?エッ!?リンゴ病は子供がかかる病気じゃないの?いえいえ「リンゴ病」は大人にもうつるんです。(※子供の時にかかったことがある人は、かかりません。) そして厄介な事に、子供がかかるより症状は重いのに、これといった治療法がないので自然に治るのを待つしかないのは同じです。

大人のリンゴ病の症状は2週間~約1ヶ月続く場合もあって、精神的に追い込まれる人もいるそうです。

【2015急増】大人もかかるりんご病 妊婦が特に注意しないといけないその理由


りんご病 大人症状は足の裏 激ヤバ!


増えるリンゴ病患者 妊婦の感染に注意を


❖検査と診断
通常、小児では典型的な臨床症状から診断されることがほとんどですが、成人の場合、ウイルス学的な検査をしないと風疹との区別が困難です。

血清中のウイルス遺伝子(DNA)をPCR法で検出したり、急性期と回復期に採血してIgG抗体の陽転あるいは上昇を確認したり、急性期の特異的IgM抗体を検出することで診断します。

◆妊婦さんに感染した場合の影響は?胎児には影響ないの?
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感染者が近くにいれば、妊婦さんでももちろん感染します。リンゴ病自体は決して怖い病気ではありませんが、妊婦さんがかかると様々なトラブルが起こる可能性があるため特に注意が必要です。
そして、妊婦さんが感染すると赤ちゃんにも深刻なトラブルが起きる可能性があります。

体内でヒト・パルボウィルスB19に感染するのは、赤血球のもとになる「赤芽球」という細胞です。ウィルスにより赤芽球が壊されると、妊婦さんの体内では一時的に赤血球ができなくなります。

そうすると胎盤への血液供給がうまくいかなくなると同時に、胎盤経由で赤ちゃんにも感染してしまい、赤ちゃんの赤血球が減少していきます。その結果、胎児貧血になり、重症化すると赤ちゃんの浮腫み(胎児水腫)がひどくなって死亡することもあるのです。

厚生労働省の調査では、リンゴ病にかかった妊婦さんのなんと7割が流産や死産に至ったと報告されています。

特に妊娠20週未満の妊婦さんのリスクが高いといわれています。上の子がリンゴ病にかかったら、妊婦さんは必ず産婦人科で相談しましょう。妊婦さん自身がリンゴ病に対する抗体を持っているかどうかは血液検査ですぐ分かり、もし抗体を持っていなくても早い対応ができます。← 一日も早く病院へ!!

まず、妊婦さんの血液検査をし、抗体と感染時期の確認をしてから、経過観察が始まります。妊婦さんの感染から最低10週間は、週に1~2回の超音波検査をすることが一般的です。

妊婦さんから赤ちゃんへの感染が認められれば、妊娠33週以降であれば早期に出産し、胎外で治療を始めるという選択肢もあります!

ワクチンのないリンゴ病を予防するには“手洗い”“うがい”“マスクの着用”“アルコール消毒”などしかありません。妊婦さんだけでなく、上のお子さんにもそうした生活習慣を身につけさせて、感染のリスクをできる限り抑えましょう!

◆リンゴ病にかかったママは、赤ちゃんに授乳しても大丈夫?
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リンゴ病は飛沫感染です。ウィルスが母乳に移行して感染することはありません。むしろ母乳にはIgA抗体という免疫物質が含まれるので、母親がかかった病気の抗体が赤ちゃんに行くことで予防や軽く済む効果があるといわれます。マスク、手洗いを徹底して授乳を続けてください。ただ、授乳中なので“薬”には注意してください。

大人は重症化することもあるので、むしろ母親の体調の方が心配です。絶対に母乳じゃないと!と無理をせず、安静にして一日も早く自分の身体を治しましょう!!

「はしか」や「おたふく風邪」も大人になってからかかると重症化することは、よく知られていますよね!おたふく風邪は、男性がかかった場合、精巣炎や睾丸炎といった生殖器に障害を受ける可能性が高くなり、男性不妊になる場合もあるんです。

ただ「はしか」にも「おたふく風邪」にもワクチンがありますが、リンゴ病には残念ですがワクチンがありません。今、できる限りの予防をし、規則正しい生活を送り免疫力を身につけましょう!

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