「あさが来た」で注目、日本女子大学って?

 

朝ドラ「あさが来た」で、女子には教育は必要ない!と言われていました。主人公が生まれ育ったような裕福な環境でさえ“教育”ということに関しては大きな男女差があったようですね。
実際はどうだったのでしょうか?

❖明治以前
702年(大宝2年)の大宝律令にまでさかのぼります。当時大学寮には女子は入学できませんでしたが典薬寮、雅楽寮で学び、女医、楽士になることはできたそうです。華麗なるキャリアウーマンって感じですよね。

平安時代、貴族の女子は、習字、絵画、琴と琵琶、特に和歌の修練は大切だったようです。室町時代には、庶民の子女も寺子屋への入学が始まっています。

江戸時代は寺子屋が特に盛んで就学率は7割を超え、多くの女子が「読み・書き・そろばん」の教育を受けていたようです。この時代も上流階層の女性に重要視されていたのは習字、和歌、女礼、琴、生花、茶、絵画などでした。

❖明治維新後
国民皆学を目指した1872年(明治5年)の学制には、女児小学校もありました。ただ女子児童の就学率はなかなか上がらず、1893年の「女子教育ニ関スル件」(文部省訓令第8号)によると、学齢児童のうち修学者は50%強で、女子に至っては15%しかなく、女児の就学率向上のために、保護者にもっと就学を働きかけ、地方の情況によっては女子のための実用的教科として裁縫を加えることを推奨したとのことです。

1899年(明治32年)の高等女学校令の実施以降、特にキリスト教宣教師、私学人による女子教育が振興され、科学、技術、地歴教育、習字、手芸、家政、体錬も加わりましたが、その基本理念は良妻賢母!

一方で1887年(明治20年)に渋沢栄一や伊藤博文らは、欧米の貴婦人と対峙できる日本女性の育成と女性の社会参加や国際化の教育を推進しました。

女子の高等教育は1890年(明治23年)に中等学校の教員を養成する女子高等師範学校を設置したことに始まります。

その後専門学校令により私立の女子専門学校として、普通教育及び実践教育を目的とする1901年(明治34年)に日本女子大学校が成瀬仁蔵によって設置されたのを皮切りに、現在の私立女子大学の前身となる学校が次々と開設されました。

主な学校にミッション系の聖心女子学院専門学校(1916年)、東京女子大学(1928年)、横井玉子によって設立された女子美術学院を前身とする女子美術専門学校(1929年)、鳩山春子によって設立された共立女子専門学校(1928年)、津田梅子によって設立された女子英学塾を前身とする津田英学塾(1933年)があります。

1.日本女子大学の沿革です。

◇1901(明治34)年 日本女子大学校開校式。
第1回入学者510名(家政学部84、国文学部91、英文学部10、英語予備科37、高等女学校全学年288)。

◇1927(昭和 2 )年
総合大学予科としての高等学部開設。

◇1944(昭和19)年
学則変更。
家政科=育児科、保健科、家政理科(物理化学専攻、生物農芸専攻)、管理科。
文科=国語科、歴史科、外国語科(英語)。

◇1947(昭和22)年
附属高等女学校を母体に附属中学校を開校。翌年、附属高等学校開校。

◇1948(昭和23)年
日本女子大学(新制)発足。
家政学部=児童学科、食物学科、生活芸術科、社会福祉学科、家政理学科I部、同II部。
文学部=国文学科、英文学科、史学科。

◇1949(昭和24)年
日本女子大学通信教育部開講。

◇1950(昭和25)年
文学部に教育学科増設。

◇1958(昭和33)年
家政学部社会福祉学科を文学部に移行。以後、1962(昭和37)年生活芸術科を住居学科、被服学科に分離、1964(昭和39)年家政経済学科を増設。

◇1961(昭和36)年
大学院家政学研究科児童学専攻、食物・栄養学専攻開設(修士課程)。以後、大学院の拡充を行い、1998(平成10)年にはすべての学部・学科の上に大学院研究科・専攻が整備される。

2.入試について

❖2016年度一般入試日程
*2016年2月1日(月)~2月3日(水)で行われます。
*学部別入試科目
月日 学部 時限 教科 試験時間
2月1日 文学部 1 国語 10:00~11:30
2 外国語 12:50~14:20
3 地理歴史 15:00~16:30
理学部 1 数学/理科 10:00~11:30
2 外国語/理科 12:50~14:20
2月2日 人間社会学部 1 国語 10:00~11:30
2 外国語 12:50~14:20
3 地理歴史/数学 15:00~16:10
2月3日 家政学部 1 外国語 10:00~11:30
2 数学/国語/理科 12:50~14:20
※他にもセンター試験利用入試、自己推薦入試、外国人留学生入試、社会人入試などがあります。
※AO入試(アドミッションズ・オフィス入試)は、出願者自身の人物像を学校側の求める学生像(アドミッション・ポリシー)と照らし合わせて合否を決める入試方法です。
日本女子大の入学者受入方針はこちらです。

❖ちなみに現在の偏差値は?河合塾提供の合格難易度から。…チョッとビックリの偏差値です。
*文学部 偏差値:50.0~52.5
*理学部 偏差値:50.0~55.0
*家政学部 偏差値:52.5~62.5 ←管理栄養士の資格が取れる学科です!!
食物系・居住環境デザインなど就職に直結する学部・学科の人気が高いですね。
*人間社会学部 偏差値:45.0~50.0

◆まずはオープンキャンパスで大学の雰囲気をチェック!!
2016年の次回のオープンキャンパスは3月26日のようです。オープンキャンパス詳細

ただ、特にオープンキャンパスにこだわらなくてもキャンパス内を歩いてみるだけでも“行きたい!頑張ろう!”っていうモチベーションは上がります⤴私も志望校には足を運びました!気合いが入ります!

◆アクセスは?
❖目白キャンパス
*大学(家政学部・文学部・理学部)*大学院(家政学研究科・人間生活学研究科・文学研究科・理学研究科)
*附属豊明小学校、附属豊明幼稚園 *生涯学習センター
〒112-8681 東京都文京区目白台2-8-1 Tel.03-3943-3131(大学代表)

❖西生田キャンパス
*大学(人間社会学部) *大学院(人間社会研究科)*附属中学校・高等学校 *生涯学習センター
〒214-8565 神奈川県川崎市多摩区西生田1-1-1 Tel.044-966-2121(大学代表)
アクセスはこちら

3.キャンパスライフを覗いてみましょう!

asa4
◆公認サークルは、73団体あります。
ゴルフ部、ラクロス部、競技ダンス部、合気道部、フィギュアスケート部、観世流能楽研究会など
※なんだかオシャレ~♪

◆学園祭の盛り上がりは?
❖第62回目白祭(メジロサイ)
日時:2015(平成27)年10月17日(土)・18日(日) 10:00~17:00(入場16:30まで)
場所:目白キャンパス

❖第25回日女祭(ヒメノサイ)
日時:2015(平成27)年10月17日(土)・18日(日)10:00~17:00(入場15:30まで)
場所:西生田キャンパス

10/19 日本女子大学① HANA ①The boys


日女2012学祭 ミスコン 優勝演技


◆ランチもさすがの充実!
目白食堂「ランチェ」では、大学生協の理念である「安心・安全」を基本とした、安くて、おいしく、栄養バランスのとれた食事が提供されています。
asa5
食堂「ランチェ」の他、カフェ「ウィミン」、フードショップ「ファーム」も!美味しそう♪
メニューもご飯・お味噌汁・おかずなどお好みで選べるDishコーナー・丼・カレー・麺類など充実のラインナップ。なかでもヤッパリ人気はビュッフェコーナーだそうです。席数は450席!!

◆日本女子大の評判ってどうなの?
幼稚園・小学校・中学・高校・大学と全ての区切りに受験がある本女。下から上がってきた人を「内部」受験で入ってきた人を「外部」と呼びます。これは附属高校・附属中学がある大学は、どこもそうですよね。

ちなみに純粋な内部は、豊明幼稚園から本女に通う「スーパー内部」のみ!だそうです。

勉強が大変な学科が、「食物」と「理学」とのこと。本女の中でも、偏差値がスバ抜けていた「食管(管理栄養士選考)」のキツさは言わずもがな。理学部の4年生は、週5日朝から晩まで研究室だそうです。

でも就活のアツさには定評があり、高水準な就職内定率をたたきだしているそうです!大学からのアドバイスもとても親身で評判がよいです。

◆有名な卒業生は?※ほんの一部抜粋です。
渡辺美佐…ワタナベエンターテインメント会長
渡辺ミキ…ワタナベエンターテインメント社長
橋田壽賀子…作家、脚本家
平岩弓枝…作家
平塚らいてう…思想家
迫文代、大坪千夏…日本女子大卒のアナウンサーをあげたらキリがないくらいです。

◆附属高等学校・中学校の難易度はどうなんでしょう?
〒214-8565
神奈川県川崎市多摩区西生田1-1-1
TEL:044-952-6705(中高事務室)

❖中学募集人員
第1学年 女子 約130名(第1回入試 約90名・第2回入試 約40名)
*日本女子大付属中学の偏差値は62です。
四谷大塚では60、首都圏模試センターは63と発表しています。分類では“難関下位”なります。

❖募集人員
第1学年 約60名(女子)
*日本女子大学附属高等学校の偏差値は65となっています。
幼・小・中・高・大と内部で進学するには卒業までに学費はいくらかかるのかしら?まぁ、スーパーお嬢様の心配を庶民がしても…

ここで成瀬仁蔵の教育理念「三綱領」を挙げてみます。
❖女子を「人」として教育すること
自らの人格を高め、使命を見出し、全身全霊を尽くして前進することを示す「信念徹底」

❖女子を「婦人」として教育すること
各自の創造的能力の尊重と開発に努める「自発創生」

❖女子を「国民」として教育すること
より良い社会をつくるための連帯感と協調を図ることを教える「共同奉仕」

これを見ると、それまでの女子に対する教育がどんなものであったかをうかがい知ることができます。

創立当時は高等教育を受ける事ができた女性は一部の裕福な家庭の“お嬢様”だったかもしれません。しかし女子が教育を受ける権利を得る大きな一歩となったことに間違いありません。感謝!です。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

この記事へのコメントはこちら

メールアドレスは公開されませんのでご安心ください。
また、* が付いている欄は必須項目となりますので、必ずご記入をお願いします。

内容に問題なければ、下記の「コメント送信」ボタンを押してください。