見た目かわいいマングース

 

皆さん、こんにちは。いきなりですがマングースってご存じですか?そう、あの可愛い見た目でハブや怖いヘビたちと果敢に戦うあの子達です!しかし、このVSヘビ実は問題があったり…。

可愛いから飼育できる?などの意外と知らないマングースの事を今回は少しお話しようかと思います!

あの可愛い姿で本当にヘビを退治できるの?


マングースはコブラの天敵として、有名ですね!これは何故かと言うと、コブラの最大の武器である猛毒がマングースには効かないからなんです。マングースはコブラの毒が効かないように進化したと言われています。

また、こういった毒の効かない動物や生き物は数多くおり、猛毒を持つ海蛇に対抗できる海の生物は、ウツボ科の海魚。ガラガラヘビの猛毒に、適応するのは地上性のリスです。

ガラガラヘビの猛毒はコブラが神経を麻痺させる毒なのに対し、組織を破壊し内出血をさせ壊死させる毒です。毒にも種類があるため、生息地が同じ場所に住む天敵の毒に対抗できるように進化しというわけなのです。

ですから、マングースはコブラに噛まれても死ぬ事はないため他の動物と違い優位に戦えるのです。

ハブ退治に導入された沖縄でのマングース

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明治時代、ハブに噛まれて死ぬ事件が深刻な問題になっていました。まだ血清がなかったため、噛まれても治療する術がなかったのです。

そこで東大の先生が、ヘビと戦うマングースに注目しました。実験でハブと戦わせると噛まれてもマングースに毒は効かず、ハブの頭に食いついて、見事にハブを仕留めたのです。マングースがハブを駆除してくれることを期待しさっそく導入が行われました。

しかし、マングースは昼行性、ハブは夜行性なので、そもそも時間帯が合わず、鶏や、アヒル、そして野鳥などを襲い、肝心のハブを食べなかったのです。その数は次第に増え、ついには沖縄にしかいない貴重な生き物であるヤンバルクイナの生息地域にまで範囲を広げたのです。

また、奄美大島では沖縄よりもハブの被害が深刻であり、10万以上のハブが生息していると言われていました。そこで、その10万匹のハブを駆除するために30匹のマングースを放ちましたが、そこでもマングースは自然繁殖を繰り返し今では推定1万匹以上のマングースが生息していると言われるまでに。

奄美大島には、古くから生き続けている珍しく貴重な生き物や動物が多く、その多くが国の天然記念物に指定されています。その動物たちをマングースは捕食し、減少、絶滅へ追い込んでしまっているのです。

ハブと共生する珍しいウサギ


人間やマングースにとっては、危険な存在や、捕食する側でしかないハブですが、共存や共生する生き物がいます。それが、アマミノクロウサギです。

なんとこのウサギは、ハブと一緒の穴で冬眠するらしいのです。ただし同棲している訳ではなく、ハブに気づかれぬようこっそり穴に入り、ハブに気づかれぬよう出入りするのだとか。ウサギはあまり足が早いわけではないため、見つかって捕食されてしまうウサギもいるので、常に危険と隣合わせのようです。

何故こんな危険な行動を取るのかというと、マングースが導入される前は、島で一番強い生き物はハブでした。島で一番強いハブと生活を共にする事で、外敵から身を守ってきたのですね。

しかし、ハブよりも強いマングースが島に来たことによりアマミノクロウサギは、減少の一途をたどっています。ハブよりも弱く、抵抗する手段を持たないアマミノクロウサギはマングースにとって恰好の獲物です。

国は、この奄美大島にしか生息せず、国の記念物でもあるアマミノクロウサギやヤンバルクイナを守るために駆除に乗り出しました。奄美大島では、年間数1000頭を目標に、一匹残らず駆除する方針だそうです。

ヤマネコもマングースに勝てない?


実はイリオモテヤマネコという山に住むネコ科の動物も絶滅の危機にひんしています。その原因もなんとマングースなのです。ハブのように直接戦って負けてしまうというわけではなく、食べるものが同じであることが原因になっています。

マングースが来る前のイリオモテヤマネコは、その地域では食物連鎖の頂点に居ました。しかし、マングースの繁殖力と圧倒的数により、イリオモテヤマネコは食べるものを失ってしまいました

このイリオモテヤマネコの他にも多くの動物が減少や絶滅の危機に追いやられる状況になっています。人間が、自分達に有害な生き物を駆除するために導入したマングースですが、それが裏目に出てしまい沢山の生き物や、生態系に影響を及ぼしてしまっているのです。

マングースは飼えるの?

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飼えないこともないようですが、とても凶暴だったり、ほぼ懐かないなどあまりオススメはされていないようです。それに駆除対象になっていますのでちゃんと許可がないと残念なことになりかねません。事前に確認はしておきましょう。

どうしても飼いたい方は、販売されていることもあるようですので、自分で捕獲は絶対やめてくださいね。マングースは狂犬病も媒体しますので、飼う場合も狂犬病の予防接種や衛生管理をしっかりしなければなりません。

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