代理ミュンヒハウゼン症候群とは?

 

1996年アメリカで難病と闘う8歳の少女とそれを支える母親がメディアでよく取り上げられていたのが、その母親後日「児童虐待」で逮捕された事件で知られることになった「代理ミュンヒハウゼン症候群という病気を知っていますか?

日本でもこの手の事件が既に発生しています。

1、代理ミュンハンゼン症候群とは

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ミュウンハンゼン症候群の1つであり、傷害の対象が自分自身ではなく自分の子どもなど何かしらの代理のものに危害を加える精神疾患です。

ミュウンハンゼン症候群と同様に他人の関心を自分に引き寄せるために怪我や病気を捏造しますが、この怪我や病気の対象が自分ではなく自分の身近な存在に代理させるもので、危害を加える対象は自分の子どもであることが多いのです。

代理ミュンハンゼン症候群は子どもを持つ母親に多く、懸命に子育てをしているように演じ他者からの関心を自分に集め、自己満足するのです。アメリカでは年間600~1000件近くの症例があると報告されています。

2、日本の状況

日本において虐待が原因で死亡した児童は約67人のうち4.5%の3人が代理ミュンハンゼン症候群によって死亡したと報告されています。

日本で有名な事例としては、1998年福岡県久留米市で1歳6ヶ月の女の子が20代前半の母親から抗てんかん薬を飲まされ、嘔吐、下痢、痙攣などの症状で入院、女の子は1週間後に退院するもその1ヶ月後に再び意識障害で救急搬送され死亡した事件があります。

母親が抗てんかん薬を飲ました後、水を大量に飲ませ水中毒を起こしていたことが判明しました。

3、治療

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代理ミュウンハンゼン症候群は明確な原因は解明されていないため、特効薬や治療法も確立されていないのが現状です。

代理ミュウンハンゼン症候群は虐待が継続・反復・悪化していく可能性が高いので周囲の人が早期発見し、警察や保健所、児童相談所、病院などが連携していくことで幼い命と心を犠牲にする数が減っていくのではないでしょうか。父親に訴えても信じなかった例もあり、虐待が終わっても子供は長く精神的に苦しみます。

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