知っておきたい 若年性認知症

 

認知症で徘徊する方々について取り上げていた番組がありました。認知症で行方不明の方の数があまりに多いことにビックリしたのですが、今は64歳以下の方がかかる若年性認知症についてもクローズアップされています。

若年性認知症になると、生活が一変し、多くの問題を抱えることになりかねません。私自身、人の名前が出てこないとか、以前より物忘れが多くなったと自覚する事が多く、全く他人事ではありません!

若年性認知症の知識は持っている方が良いと思い、若年性認知症について幅広く調べてみましたので、お伝えします。

認知症についてはこちらのサイトに詳しくのっています。
認知症ねっと

また、こちらの動画では、若年性認知症についてわかりやすく話しています。


<若年性認知症の症状と原因>

若年性認知症の症状は
・物忘れ
・周りへの配慮などができなくなるなどの行動の変化
・穏やかだった人が怒りっぽくなるなどの性格の変化
・言語能力の変化
などで、うつ病や女性の場合更年期障害と間違われることもあるので、若年性認知症の診断がつきにくい場合もあります。

若年性認知症にはいくつかの原因があります。
☆脳血管性認知症(脳出血や脳梗塞などの脳の血管障害が原因で起こる)
☆アルツハイマー性認知症
☆頭部外傷後遺症
他に前頭側頭型認知症・レビー小体型認知症(脳の神経細胞の中にレビー小体という異常構造物が出来る)アルコール性認知症などがありますが、脳血管性認知症・アルツハイマー性認知症の方が多いです。

若年性認知症のチェックは長谷川式のスケールがよく用いられています。

このテストで、20点以下の人は、認知症の疑いがあるので、病院での検査をしたほうがよいそうです。

日常生活の中での具体的なチェックポイントもあげておきます。
・同じことを、何度も話したり聞いたりする
・使い慣れた道なのに迷ってしまう
・日付や曜日がわからなくなる
・自宅の住所や電話番号がわからない
・親しい人の顔や名前が思い出せない
・会話で、使い慣れた物の名前が出てこなくて上手く話せない、伝言がつたわりにくい
・簡単な計算ができなかったり、計算ミスをしたりする
・探し物や忘れ物が多くなった
・今日食べたものを覚えていない
・コンロの火の消し忘れや鍋を焦がすこと、水の出しっ放しが増えた
・好きだった趣味の活動や日課をしなくなった
・テレビや新聞を見なくなった、関心がなくなってきた

この中で当てはまるものがあれば要注意だそうです!

若年性認知症と診断されている人は増えては来ていますが、まだ情報が得にくいと思います。ブログ村には若年性認知症のカテゴリーがあるので、参考にしてみてください。

<予防>

若年性認知症を発症してからの寿命は、患者さんの体力などによって違いがあります。若年性アルツハイマーの方を例にすると、10年~15年位と言われています。

ただ、若年性認知症は予防することもでき、特に脳血管性認知症やアルコール性認知症は日頃の食生活・運動・生活習慣を見直すことで、予防できると言われています。

食生活は塩分や糖質や肉などの動物性脂肪をとりすぎないようにし、よく噛んでたべるようにしましょう。

また、エイコサペンタエン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)を多く含むイワシやサバやサンマなどの青魚や、緑黄色野菜・納豆・ゴマなどは、認知症予防に効果があると言われているので、積極的に摂りましょう!

運動は少し強めのジョギングなどの有酸素運動を週3回位行うと、脳が活性化し認知症予防に効果があるそうですよ。

またお酒を飲みすぎず、タバコは控え、睡眠時間をしっかりとる、他者とコミュニケーションをとる事も認知症の予防になるので、意識していきたいものですよね。

<治療法>

若年性認知症は、原因によって治療法も異なってきますが、お年寄りの認知症より進行が早いと言われていますので、早めの受診が大切になってきます。

若年性認知症の場合は、特に本人の不安を軽減させるためにカウンセリングを行うなど、メンタル的な治療もとても重要になってきます。

薬物療法では認知症の進行を抑える薬と行動・心理状態を軽減する薬が利用されます。

☆認知症の進行を抑える薬
ドネペジル・ガランタミン・リバスチグミン・メマンチンなど

☆うつ・幻覚・妄想・徘徊といった行動や心理状態を軽減する薬
精神安定剤や睡眠剤など

また、脳に刺激を与える、軽作業や音楽を聴いたり歌ったり、本を音読したりなどのリハビリも良いとされています。

<若年性認知症の人が使えるサービスや支援制度>

若年性認知症が進行すると、家族だけで介護することは難しくなってきます。そこで、利用したいのが介護保険。一般に介護保険の利用は65歳以上からですが、認知症の場合、40歳以上であれば利用できますので(認定されない場合もあります)、市町村の役所の福祉担当課などに相談してみて下さい。

介護保険で利用できる介護サービスには次のようなものがあります。
・自宅で受けるサービス
・施設に通って日帰りで受けるサービス
・施設に短期入所して受けるサービス

また、介護保険が適用されない場合でも、使える医療制度もあるので活用しましょう。

また、若年性認知症について相談できる「若年性認知症コールセンター」も開設されているので、気軽に利用することができます。
若年性認知症コールセンター

今回調べてみて、若年性認知症で大変な思いをしている患者さん御本人や御家族の苦しみを知りました。まだ、若いからと若年性認知症の患者さんが利用できないことも多いようなので、もっと認められる世の中になることを切望します。

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