屋号の今

 

屋号と言う言葉は昔の商店の名前などで聞いた事がありますね。

江戸時代には武士以外が苗字(姓)を名乗れなかったので、家に名前をつけて、○○屋の五郎さん、△△屋の五郎さん、というように、名前が同じでも今の姓名のように判別がついて個人が特定できるようにした便宜上の呼び名のことです。

屋号、家号(やごう)とは、一門・一家の特徴を基に家に付けられる称号のことです。

屋号を付ける根拠は、土地の特徴(川東・山下・川上)、国名+屋(遠州+屋)など、色々と工夫されていたようです。

例えば、歌舞伎で「成田屋!」「高麗屋!」などと「大向こう」からの「掛け声」で「屋号」が飛び交います。

人間国宝の坂東玉三郎さんの京鹿子娘道成寺。屋号は「大和屋」です。




「屋号”元庄屋”の由来」(ショートバージョン)です。田舎の庄屋さんの歴史が感じられます。


【外国の屋号】

ヨーロッパにも屋号があります。ヨーロッパではder Geschäftsnameビジネス名と言う意味)と言います。

Der geschäftlichen Reputation schaden. (直訳では、「ビジネスの評判に損害」意訳では「のれんに傷をつける」)

des Geschäftes besudeln. (直訳では「ビジネスに土」意訳では「のれんに腕押し。」)

にも使われています。

意訳の暖簾は商店の入り口などに営業中を示すため掲げられ、多くは屋号・商号や家紋などが染め抜かれているので、そのことから、やがて屋号を暖簾名(または単に暖簾)と呼び、商店の信用・格式も表すようになったからですね。

ヨーロッパの屋号はドイツ語圏で多く見られるようです。

ウィキペディアで紹介されています。

例えばザルツブルク では

Weisses Rössl(白馬)

Goldener Hirsch(金の鹿)

Weisse Taube(白鳩)

Elefant(象)

Blaue Gans(青の駝鳥)

などがあります。

雅号とは、詩人や作家、書家や画家が本名のほかにつける別名で、作品発表の署名や落款に使う名のことです。

yago1
雅号印

自分の作品に押す印鑑を雅号印と言います。

堂号というのもあります。堂のほかには、「庵」「軒」「楼」「館」「亭」「居」「閣」「院」「舎」「屋」を下につけます。○○堂、○○庵、○○軒のように使います。

商号というのもあります。

商号とは、会社の登記簿上の表記で、いわば会社の戸籍名です。

屋号は通称名と考えてよいでしょう!

登記されてない商号では銀行に口座を開くことが出来ません。

【屋号の今】

今、屋号を付ける事はネーミングとも呼ばれています。

絶対に後悔しないための会社名(商号)の決め方の4つのアドバイスでは企業の名前の由来 会社名に使える文字の種類などが説明されています。

「屋号」という言葉は別の言葉に変わってしまったとしても、「名づける」という事は 魂を吹き込むということに変わりはありませんね。

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