かたつむりの殻の不思議

   2016/10/07

「で~ん♪で~ん♪むしむしかたつむり♪」梅雨になると出てくるこのかたつむり、その殻って何から出来ているのでしょうか?その謎を今回は紐解いていきます。

私も殻にこもりたいと思っている方もそうでない方も是非知識として身に付けておくと良いでしょう。

かたつむりの殻は何?目的は?



かたつむりの殻は骨の一部と言う説が有力です。(他にも説があるようですが・・)

このかたつむり、殻を取ってしまえばナメクジになると言う人が居ますが、実は違っていて、殻の中に肺や肝臓などの臓器があるのです。ですから人間に例えるなら肋骨のような役割をしているのですね~!!

かたつむりの殻は外敵から身を守ること以外にもいろいろな役割があります。それは以下の通りです。

1、温度に対応する為・・・寒さや暑さに対応する為に殻があると言うことがあります。とある実験ではマイナス120℃にかたつむりを放置して、それから常温に戻したところなんと普通に動き出したと言うではありませんか!!

暑さに対しても強く比較的いろいろな環境下でも対応することが出来る生き物であると言えます。

2、湿度を維持する為・・・これがおそらく一番大きな目的ではないでしょうか?かたつむりはある程度湿気のある場所を好みます。逆に湿気の無い箇所に突然出てきてしまった時などは殻にこもり中の湿気で暮らすことが出来ます。

かたつむりの殻の材料となるのが、カルシウムです。ですので、かたつむりは適度にカルシウムを摂る必要があります。

どんなものからカルシウムを摂取しているかと言えば、卵の殻や他の生物の骨、あとはセメントの塊を舐めたりして、カルシウムを摂っています。かたつむりを育てる時には卵の殻などを適度に置いておくと良いでしょう。

ナメクジの進化形じゃないの?

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実はナメクジはかたつむりから進化したものだと言う説が有力です。「逆じゃないの?」と思っている方多いでしょうが、かたつむりは非常に移動コストがかかる生き物なので、自由にいろいろな場所へ行くことが難しく、天敵にロックオンされたものならもう逃げようがありません。

この点においてナメクジは多湿な場所を自由に選び、余計な殻をつけないで生きることが出来るようになったかたつむりが進化したものであると言えます。

ですから、ナメクジとかたつむりは違った生き物であるとも言えます。

【カタツムリの汚れ】

カタツムリは湿った場所にいるにも関わらず、その殻はいつもキレイでいられるといいます。
何故でしょうか?

殻に細かくついている溝が表面に水の薄い膜を作り、その水の膜には汚れを浮かしだす効果があるそうです。

東北大学名誉教授 石田秀輝先生の著書
「自然に学ぶ粋なテクノロジー なぜカタツムリの殻は汚れないのか」によると
カタツムリの殻の表面では、油汚れも雨が流してくれるのだそうです。

ナルホド!

かたつむりの殻の不思議少しはご理解いただけたのではないでしょうか?巷で見かけるかたつむりはその進化をあまりしないで生きてきた貴重な生き物であるとも言えます。

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