メモ:ナショジオ 自然に秘められた治癒力

 

私は誰もいないような道も整備されているとはいいがたい雑草雑木が生えている道を歩く事が好きですが、それにはわけがあったんですね。

どうやら、緑には人間を癒す力があるみたいです。
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自然は脳の能力を高める

ユタ大学の認知心理学のデビット・ストレイヤーによると、3日間自然のなかで過ごすと、問題を創造的に解決する能力が5割も増すそうです。

自然の中では前頭前野が休息をとれる、というのが彼の仮説です。自然が脳の能力を高めるなんて驚きですね。

自然は人を病気にかかりにくくする

オランダの研究者達が緑地から1キロ以内に住む人々は、うつ病、不安神経症、心臓病、糖尿病、喘息、偏頭痛の罹患率が低い事を突き止めました。

英国グラスゴー大学の疫学者リチャード・ミッチェルさんは公園で運動してるからだろうと考えましたが、調べてみたら、緑地を利用していなくても罹患率が低かったそうです。緑地との接触率が高いと運動してなくても、病気にかかりにくくなるんですね。

緑はあらゆ事をよくする

窓から街しか見られない人より、緑が見れる人のほうが、病院では回復が早く、学校では成績がよく、犯罪多発地区では暴力行為が減る傾向にあるそうです。

短時間でも自然に身を置くと、自然の写真を見るだけでも、被験者は落ち着きを取り戻し、知的能力が向上しました。本当に緑は癒しなんですね。

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犯罪者の心も癒す

オレゴンのスネーク・リバー矯正施設では自然の映像が流れる「ブルー・ルーム」という部屋があり、ここで週に数回、運動した独居房の受刑者は他の受刑者に比べ言動が穏やかだそうです。

映像のないジムでは叫び声が耳障りなほどするのですが、ブルー・ルームでは叫び声はあまり聞かれません。暴力とは殺伐とした環境が招くのでしょうか。

フィンランド、韓国の試み

うつ病、アルコール依存症、自殺が多いフィンランドでは調査の結果、1か月に最低5時間自然の中で過ごしたほうがいいという結論を出しました。そのための「パワー・トレイル」と名付けた自然散策路も作りました。

韓国では自然の治癒力を役立てようと熱心に取り組んでいます。自然休養林を2017年までに34か所設置する予定で、妊婦の森林での瞑想から、がん患者向け木工体験、森林での埋葬、といろいろな人生の局面で森林とかかわりが持てるようにするのが目標。韓国、すごいですね。

自然の中にいると自分を過剰に責める事もなくなる

自然の中にいると自分にも優しくなれます。米スタンフォード大学のグレッグ・ブラットマンが被験者に公園を歩いてもらったら、気分が落ち込んだ原因を繰り返し自問する「抑うつ的反芻」に関係した脳の部位での活動が低下しました。

自分を責めることが少なくなったのです。自分を責めるのは結局自分にも他人もよくないですからね。でもやってしまいがちです。それを自然が止めてくれるんですね。

写真を見るだけでも違うというのは驚きですね。どこにいても緑が見られる環境にしていきたいものです。

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