家族にこそ知って欲しい:高次脳機能障害

 

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あなたは『高次脳機能障害』という言葉をご存知でしょうか?

頭へのケガ・病気によって生活場面で行いづらいことができてしまうことです。たとえば「身体が動かせないわけでもないのに今まで出来ていた料理ができない」「左側の障害物に気が付きにくくてぶつかり、ケガをしてしまう」などです。

今回はそんな高次脳機能障害についてご紹介します。

原因は?

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交通事故や脳卒中などで脳の一部(特に大脳と呼ばれる部分)にダメージを受けてしまうことにより起こります。

どんな症状があるの?

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・注意(ちゅうい)障害
集中力が続かない・注意散漫になりやすい

・記憶障害
ケガ・病気以降今まで覚えられていたものがなかなか覚えられない。忘れてしまう

・遂行機能(すいこうきのう)障害
物事を効率よく行えない。行き当たりばったりな場面がみられる

・失語症(しつごしょう)
母国語であるにもかかわらず、自分の言いたいことが上手く伝えられない。相手が何をいっているのかわからない

・失行(しっこう)
使い慣れている道具が上手く使えない。自分で行うことはできるが、人に指示された「手を振る」動きは出来ない

まだまだ沢山ありますが、これだけでも本当にバリエーションが広いのはお分かりいただけるかと思います。

どうしてあげたら良いの?

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高次脳機能障害で特に困るのが【病気であることを気づかれにくい】という点です。

見た目は何処もケガをしていない人も多いので、全く知らない人や家族からすれば「あの人前はこんな怒りっぽい人じゃなかったのに…」「なんでこんなこともできないの!!」と辛くなってしまうことも少なくありません。

特に本人は自覚していない場合もあるので、なんで上手く行かないのかがわからず余計にストレスを抱えている場合もあります。

心当たりがあり、困っている方・家族や親しい方々は専門の病院(脳神経外科)に相談してみてはどうせしょうか?もしかしたら原因がはっきりして対応策も知ることが出来るかもしれませんよ。

引用・参考文献
田崎義昭:ベッドサイドの神経の診かた.改訂16版.南山堂.2004
江藤文夫:高次脳機能障害のリハビリテーションVer.2.医歯薬出版.2004

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