義肢装具士のお仕事

   2015/02/28

パラリンピックで義肢で走ってる選手達を見るとすごいと思いますね。
その義肢を作り、調整しているのが義肢装具士という方々です。

あまり聞いたことがないお仕事ですが、いったいどういうお仕事なのか、調べてみました。

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【1】義肢装具士とは

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医師の指示の下に義肢や装具の装着部位の採型、適合を行うことです。製作だけでなく、機械と人の身体をぴったり接合させるインターフェイスの調整も仕事となります。

採寸・採型→組立→試歩行(仮合わせ)→仕上げ→最終適合といった工程で、組立、仕上げについては製作専門の技術者との業務分担も進んでます。

義肢装具はますます高度化・複雑化し、患者さんにピッタリと合わせる精度も求められます。

医師や理学療法士と共に思いやりを持って患者さんを力づけ、患者の相談にのりながら、一日も早い社会復帰を支援します。

多くの人が仕事を知るきっかけとしてあげたのが、ベトナムで下半身が結合したまま生まれた双子のべドちゃんドクちゃんです。

日本の医療チームが分離手術を行い、体調の良かったドクちゃんに義足をつけました。

その後も日本の義肢装具士がベトナムに通って、成長に合わせた装具や微調整を繰り返しました。

大人になったドクさんは、自分でも調整できるようにと、その義肢装具士の所で練習をしたこともあります。

今は結婚もされ、病院職員として働きながら、枯葉剤被害者の支援活動などもやっています。

そうした社会復帰の姿を身近で見ることが出来る仕事です。
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【2】なるには

義肢装具士国家試験の合格が必要です。

★受験資格

1.文部科学大臣が指定した大学または厚生労働大臣が指定した義肢装具士養成所で3年以上義肢装具士としての知識及び技能を修得した

2.大学、高等専門学校または厚生労働大臣が定める学校もしくは養成所で1年(高専:は4年)以上修業し、かつ、厚生労働大臣の指定する科目を修めた者で、養成 所において2年以上義肢装具士として知識、技能を修得した者

3.職業能力開発促進法の規定に基づく義肢、装具の製作に係る技能検定合格者で養成所において1年以上義肢装具士として知識、技能を修得した者

★受験資格のとれる大学養成所

現在、2、3に該当する所がなく実質的に1のコースで受験資格を得る

・北海道科学大学 保健医療学部 義肢装具学科
・北海道ハイテクノロジー専門学校 義肢装具士学科
・人間総合科学大学 保健医療学部 リハビリテーション学科 義肢装具学専攻
・国立障害者リハビリテーションセンター学院 義肢装具学科
・西武学園医学技術専門学校 義肢装具学科
・新潟医療福祉大学 義肢装具自立支援学科
・日本聴能言語福祉学院 義肢装具学科
・神戸医療福祉専門学校 三田校 義肢装具士科
・広島国際大学 総合リハビリテーション学部 リハビリテーション支援学科 義肢装具学専攻
・熊本総合医療リハビリテーション学院 義肢装具学科

義肢装具士国家試験

【国家試験の試験科目概要】

臨床医学大要(臨床神経学、整形外科学、リハビリテーション医学、理学療法・作業療法、臨床心理学及び関係法規を含む)
義肢装具工学
図学・製図学、機構学、制御工学、システム工学、リハビリテーション工学
義肢装具材料学(義肢装具材料力学を含む)
義肢装具生体力学
義肢装具採型・採寸学
義肢装具適合学

医学から工学、心理学までとにかく幅の広い知識が必要とされているのがわかります。

【3】今の義肢、これからの義肢

ロボット工学の急速な発展が義肢にも大きく寄与しました。特に、無理だと言われていた二足歩行ロボットは義足の発展に大きな変革をもたらしました。

今は殆ど義足だと分からない歩き方が出来るものも出来ています。また、義指なども残った指の根本が少ない場合でも装着出来るものも開発されています。

また、スポーツが出来るものも多くなり、パラリンピック等を見ていると日進月歩の様子が分かります。

ロンドン五輪に陸上で出場したオスカー・ピクトリウスは話題になりました。images

しかしながら、オーダー品ということもあり、値段の問題が付きまとうのも事実です。

テロや戦争で手足を失う子供たちが多い国ほど、貧困もあり社会保障でまかなえないという状況です。

国内の患者の為にも、安価で手軽な義肢の開発も必要とされています。

WIREDによると、義肢や義手をセンサーを組み込んだポリマーで覆い、神経系へ感覚を送る研究をしているそうです。これでより、自然な四肢に近くなりそうです。

そして、最新のWIREDの記事では、3Dプリンターによってそれぞれの体にあった義肢がかなり安価に作れる時代になるかもしれないとの事です。

AFPによると思考制御できるロボット義手が開発されたとか。
感覚はないそうですが、手の移植より、免疫反応がないため、安全だとか。

本当に科学の発展は日進月歩、ドッグイヤーですね。期待が持てます。

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