不思議な鳴き声のアビ(loon)ってどんな鳥?

 

皆さんアビという不思議な鳴き声の鳥をご存知でしょうか。知らない人が聞くと「ん!?」と耳を疑うような声で鳴くんですよ!

今回は不思議な声だけど見た目はとても愛らしい鳥アビについてご紹介いたします!

アビって何者!?どんな鳥?

アビという呼び名は、アビ科に属する鳥の総称で、古名はかずくとり(潜鳥)と呼ばれていました。地方名では、平家鳥や、へいけだおしとも呼ばれ、後の足が体の後方にある為あとあしという呼び名も存在し様々な呼び名で親しまれています。

これらは瀬戸内海に多く渡来したオオハムと共に、その鳴き声は、狼の遠吠えにも似た、鳥とは思えない鳴き方をします。そんな鳴き声は昔の人々は壇ノ浦の戦いで平家の滅亡を悲しんだ為に出た声だと言われていたようです。

またアビという名は江戸時代にも見られますが、和名はオオハムのハムと同様で、潜水し魚を食(は)むの、はみ(食み)が変化したものという説や、水かきをもつ足より「あしひろ(足広)」または 、「あしひれ(足鰭)」などからも変わっていたものと考えられいます。

どこに住んでいるの?

北アメリカ大陸北部、ユーラシア大陸北部で、繁殖し冬の時期になると、冬を越えるため北太西洋、北太平洋の沿岸部に南下し、日本には冬季に渡り鳥として九州以北に飛来する冬鳥で、北海道には渡りの途中で旅鳥としてやってきます。

生態としては、海洋に生息し、動物食で魚類などを食べます。後ろ足が体の後方に付いている為、陸を歩くことができず繁殖の時だけ水際の草むらに上がります。その際は、体を伏せて這うように移動します。

また飛び立つのも苦手であり、陸上から飛行することができません。水面から飛行する場合は水面を必死に蹴って助走を行います。

魚を海に潜り食べますが、その際は深さ60センチまで潜ったという記録もあり、潜水することが可能です。単独またはつがいでいることが多いですが、冬場は多くの個体が集まることもあります。

人間とアビが協力する?アビ漁とは?

瀬戸内海に浮かぶ斎島では、アビ類を目印にし、「鳥持ち網代」や「鳥付き網代」という、イカリ漁が古くから行われています。これらは江戸時代の元禄、あるいは寛永から始まったとされます。

アビの群れがイカナゴを取り囲むように攻撃すると、アビから逃げようとするイカナゴの群れは海中に潜ります。それを狙ってマダイやスズキがやってきたところを、今度は人間が一本釣りするというもの。

そのためこの地域ではアビはとても大切にされており、「アビ渡来群游海面」 として、1931年に、国の天然記念物に。1964年には広島の県鳥として指定されました。

いかがでしたでしょうか。アビという不思議な鳴き声の鳥!昔から人間に親しまれ、地域によっては今も人間と触れ合い、愛されている、そんな鳥なんですね!

この記事をお読みになり鳴き声もとても不思議で、姿もとても愛らしいの本物のアビを是非見てみたい、そう思ってくれる方が少しでも居てくだされば幸いです。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

この記事へのコメントはこちら

メールアドレスは公開されませんのでご安心ください。
また、* が付いている欄は必須項目となりますので、必ずご記入をお願いします。

内容に問題なければ、下記の「コメント送信」ボタンを押してください。