アブラムシの不思議な生態

 

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ベランダや庭などで家庭菜園を楽しんでいるご家庭は多いですしょう。パセリやモロヘイヤ、ハーブ。自分で手作りした野菜は格別ではないでしょうか。

今は家庭菜園を始められる道具などもホームセンターに行けば、一通りそろえられるので思い立ったらすぐできますよね。

ただ、家庭菜園をする中で悩まされるのがアブラムシです。せっかくの無農薬の手作り野菜ですから化学肥料を使うのはかなり抵抗がありますね。

このアブラムシの名はあくまで総称で呼ばれている名前です。別名は「アリマキ」とも呼ばれています。日本には700種類以上のアブラムシが存在しているようです。

そこで、アブラムシの生態について紹介します。ぜひ参考にして対策をたててくださいね。アブラムシは意外に不思議な生き物かもしれません。

アブラムシの生態

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アブラムシの体長は2mmから4mmほど。基本的に集団で過ごしています。また、アブラムシは飛ぶことができます。野菜を植え始める4月から6月ごろ飛んできて寄生します。

寄生する植物は、野菜・木・果樹・草花などに多いですが、すべて同じ種類の植物に寄生しているわけではなく、ある特定の植物だけにしかつかないアブラムシもいます。

アブラムシは一種のクローン?

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アブラムシは交尾することはなくメスが単体で卵を産みます。オスを必要とせずに単体で産む生き物を<無性生殖>と言いますが、アブラムシがそれに属しています。

自分の体から卵を産むわけではなく、自分の体の中で自分の分身を産みます。さらに体の中で生まれている子供のアブラムシも、すでにお腹に子供の虫を宿しているそうです。アブラムシは一種のクローン虫ですね。そういう意味では不思議な虫かもしれません。

やっかいなのが、春と秋の季節になると繁殖期に入るので毎日子供の虫を生むため、繁殖力はかなり高く一匹見つけるとその周囲にもうようよとアブラムシがいることがあります。

アブラムシが<アリマキ>と呼ばれる理由

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アブラムシの抜け目のないところは、自分の体から出す甘い排泄物でアリを引き寄せ、外敵からアリに守ってもらっています。そのことから別名で「アリマキ」とも呼ばれているわけなんですね。

秋になるとオスを生み、交配します。やはり遺伝子の多様性のためでしょう。遺伝子の多様性がないと環境が変わると全滅するかもしれませんから。

アブラムシの寄生でできる<虫こぶ>

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虫こぶとは、植物の葉っぱや芽が異常な形でふくらんだり、茎や木の枝などが変な形の奇形になってしまう部分を言います。

植物の虫こぶは、虫から細菌まで原因はいろいろですがアブラムシの中にも虫こぶを作るものがいます。その中で安全に暮らすためです。

もし、植物が異常な形をしたり病気にかかった場合は、すぐその部分を切り取るなどして取り除きましょう。そのままにしておくと、どんどん被害が広まっていき、最後は植物を焼いてしまわないと病気を完全に駆除することはできません。

以上です。アブラムシの生態を中心に紹介しました。
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アブラムシの駆除方法はいろいろありますが、薬剤を使ったやり方と、直接ガムテープなどでアブラムシを取り除くやり方もあります。

薬剤は使いすぎてしまうとアブラムシの抵抗力が強くなり効果が薄れてきてしまいます。定期的に薬剤の種類を変えるなど工夫が必要です。

とにかくアブラムシを見つけたら根気よく取り除くことが何より大切なことですね。

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