かわいいツパイとは

 

「ツパイ」という言葉を聞いたことはあるでしょうか。実は、東南アジアに生息している、リスによく似た動物です。ただし、リスとは系統の違う生き物です。


<ツパイとは?>

以前は霊長類の祖先だと考えられていましたが、今では独立した「ツパイ科」に分類されています。霊長目ツパイ科の動物の総称。

生息している地域などから、ツパイ属 Tupaia,エリオットツパイ属 Anathana,フィリピンツパイ属 Urogale,ピグミーツパイ属 Dendrogaleなどを構成しています。

体長 20cm、尾長は 15~20cmもあり、先が鳥の羽のような形をしており、非常に長いのが特徴です。

<最大の特徴>

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小さな身体をしたツパイですが、人間の体の大きさに換算すると、何と大瓶(ライトビール程度のアルコール濃度)7~8本を毎日飲んでいることになるのです。

ツパイの主食はヤシの木のつぼみなのですが、常に発酵しているため約3.8%のアルコールを含んでいます。そして、人間であれば酩酊状態となるアルコール濃度が検出されましたが、ツパイは全く酔っておりません。

さらに、ウツボカズラの中の汁を飲む代わりに、壺状の口部分にフンをして、それがウツボカズラのエサとなっていたのです。そのため、ツパイがフンをしているウツボカズラは昆虫を食べません。

<特徴的な進化>

ツパイは、原始的なモグラと原猿との間に位置するとされています。原始的なモグラ、つまり原始的哺乳類は恐竜などから逃げるため、夜行性でした。

やがて、恐竜がいなくなっても鋭い聴覚や嗅覚を発達させる中で、木の上を生活の場所とした原猿だけが立体的にものを見る能力、つまり目が前にある必要があったためです。

完全な樹上生活ではないツパイは、目が側面に付いています。さらに敵に追われた原猿だけが、目を前面に移動させたのです。

<飼育>

よくなつきますし、昼行性のため飼いやすいです。リスやモモンガなどを飼う高さのあるケージが飼育には向いています。昆虫やフルーツをよく食べます。
tupai2

<寿命>

7~8年と言われています。元来、熱帯の森に暮らす生き物ですから、寒さには注意してあげてください。

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