チャボは日本で改良したニワトリ

 

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どうですか。とても美しいでしょう。チャボはニワトリの品種の一つで、1941年(昭和16年)に日本の天然記念物にも指定されています。

何と養鶏家御用達の「鶏鳴新聞」というものが発行されて、その中でも取り上げられるほどの由緒正しい「チャボ品評会」が開かれるほど、とても人気のある鳥なのです。

2017年は酉年、今一度チャボを見直してみましょう。

<変わった名前:チャボ >

先ほども触れましたが、チャボはニワトリの一種で、ペットとして小型化されたものです。

チャボの原種は、原産地がチャンパ(champa)というベトナム東海岸にあったチャム族の住んでいたところで、名前はそこから来ているとされています。

その原種が日本に渡り、日本で現在の形態に品種改良されて、今や国内のみならず海外でもその美しさが評価されています。

一般的には、オスの方が「時の声」を上げるなど鳴き声が大きいですが、メスも鳴かないわけではなく、興奮した時には大きな声で鳴きます。普通のニワトリに比べて、体が小さい、足が短い、尾羽が立っているなどの特徴があります。

ニワトリは、卵を採ることを優先した品種改良を進めたため、抱卵しない個体も見受けられますが、チャボはちゃんと抱卵して、オスメス揃って子育てする上、とても人懐っこいので、学校の飼育教材としても、とても人気があります。


<チャボの喧嘩>

チャボ自体は人懐っこくおとなしいですが、オス同士がいると喧嘩を初めてしまいます。くちばしでつつく、飛び蹴りをするなど、お互いが血だらけになるほどです。

<よく似ている鳥?>

小型のニワトリということで、烏骨鶏と勘違いされる方がいますが、ニワトリが小さくなったチャボと異なり、全身がフサフサの羽毛に覆われ、皮膚が黒く、全く別のニワトリです。では、本家のニワトリとの違いは何でしょうか。

それは、飛ぶ能力にあります。ニワトリも全く飛ばないわけではありませんが、小屋の屋根に上るといった程度ですが、チャボは20メートル以上も楽に飛ぶことができます。チャボや地鶏は、原種からの変化が少ないとされ、飛翔能力が残っているのです。


<砂浴び>

チャボを砂場に連れて行くと喜んで砂浴びをします。羽毛についたダニなどを落とす行為で、水浴びと同様の行為です。

<とさか>

赤く上にピンと立つとさかは、チャボのシンボルですが、その形により、大冠、達磨、翁と呼ばれています。

<購入>

ペットショップでも販売していますが、たまにホームセンターでも取り扱っています。ひとつがいで一万円位で購入できます。

<飼い方>

小屋を作製する場合には、下部をぐるっと板などで囲ってください。チャボはすきま風が苦手です。床は水洗いなどしやすいように、防水コンクリートで仕上げてください。

さらに、産卵小屋の場合には、床に砂やかんなくず、わらなどを敷いて卵が割れないようにしてあげてください。50~60センチくらいのところに止まり木をしてあげると、そこで眠ります。

エサは、トウモロコシや大豆かす、ふすまなどを混ぜた配合飼料が販売されていますし、キャベツなどもよく食べます。
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<孵化>

チャボは、よく抱卵するので、たまに別の種類の鳥の卵でも抱卵するくらいです。人口孵化も可能です。

孵化器は市販されていますし、冷え症の方がよく使う足温器をお持ちの方は、それを利用して毛布、押し入れケースなどで代用できますが、温度管理に注意が必要です。

<病気>

特に屋外で飼っている場合、蚊を介して「鶏痘」という皮膚病にかかることがあります。とさかや目の周りが、かさぶたになってきます。抗生物質の軟膏を塗ってあげましょう。

ヒナや抵抗力が落ちている場合には、コクシジウムという寄生虫が付くことがあります。これには、ワクチン接種が有効です。

フンに血が混じっている場合には、総排泄口や消化管からの出血の疑いがありますので、獣医師に相談してください。元気がなくなると、エサはおろか水も飲まなくなってしまいます。

<寿命>

生後21週目くらいから卵を産み始め、一年半を過ぎた頃からあまり産まなくなってきますが、ペットとして大切に飼えば、10~15年は生きます。

鳴き声など飼育には困難な場合もありますが、遮光してあげるなど工夫すればある程度軽減できるようです。何よりもとても人懐っこく、飼いやすいです。

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