タヌキの神社あった!

 


スタジオジブリ作品「平成狸合戦ぽんぽこ」をご覧になった方も多いことと思います。

初公開からすでに20年が経過しましたが、「空を飛ぶ」という壮大なシーンやテーマが印象的な宮崎駿作品と異なり、「火垂るの墓」や「平成狸合戦ぽんぽこ」「おもひでぽろぽろ」などの高畑勲作品は「幸せとは何か。」という内的なテーマが底に流れていて考えさせられることが多く、対照的な作風となっている感じがします。

神社というと稲荷神社に代表される「きつね」を連想してしまいますが、実は全国各地に「たぬき」を祀る神社が多数あることをご存じですか。

<タヌキは夜行性>

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テレビ番組で、東急世田谷線の踏切下に棲みついたタヌキのことが放送されて、話題になったことがありました。タヌキはとても身近な動物なのですが、夜行性のため普段あまり見かけることはありません。

そんなタヌキを扱った映画「平成狸合戦ぽんぽこ」では、長老狸として、徳島県小松島市にある金長神社の主、金長(きんちょう)、香川県屋島に住む、太三朗禿狸(たさぶろうはげだぬき)、愛媛県松山市の隠神刑部(いぬがみぎょうぶ)のいずれも四国出身のたぬきが登場します。

そしてその神社は今も現存しています。

<金長神社>

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金長神社(きんちょうじんじゃ)は、徳島県小松島市中田町にある神社で、祭神は金長大明神です。阿波狸合戦で命を落とした金長狸を祀った神社です。この神社のすぐ北側に「金長神社本宮」があります。

昭和七年、大映の前身である新興キネマが、阿波狸合戦の金長たぬきの伝説をもとに阿波狸合戦の映画を作製して名声を博した、萬野只七氏が主唱して金長たぬきの霊を日峰山の麓に祀りました。境内からは、小松島市が一望できます。

アクセス:JR牟岐線南小松島駅からタクシーで(麓までタクシーで行けますが山道にあるので徒歩で約10分かかります。)
日峰山登山口から徒歩で。

<屋島寺の蓑山大明神>

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四国八十八ヶ所・第84番札所である屋島寺の蓑山大明神では日本三大狸と称される屋島太三郎狸が祀られています。屋島の太三郎狸の化ける能力は日本一と言われます。

アクセス:高松西インターチェンジから国道11号線南バイパス・国道11号線を東へ。マクドナルドのある交差点を左折しドライブウェイのゲートに。

<山口霊神社>

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静まり返った山村にひっそりと鎮座している山口霊神社。その昔、松山には808匹の化けタヌキがいて、それらを率いていたのが隠神刑部(いぬがみぎょうぶ)だとされています。

松山藩士が妖怪の頭領から預かった木槌で懲らしめられて808匹のタヌキともども封印されたという伝説があります。

アクセス
所在地:松山市久谷町135
問い合わせ:089-963-0994 (坂本公民館)
HP:http://iyokannet.jp/spot/detail/place_id/4193/

この他にも、日本各地にタヌキを祀る神社があります。もちろん東京にもあります。

<柳森神社>

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この神社は1457年(長禄2年)室町時代、太田道灌(おおたどうかん)が自ら築城した江戸城の鬼門除けとして建立したものです。

柳森神社には7つの神社が合祀されており、その中でも特に有名なのが「おたぬきさん 福寿神」です。

江戸幕府五代将軍徳川綱吉の時代、ご生母であった桂昌院(けいしょういん)により江戸城内に福寿いなりと称して創建されました。

桂昌院が「他を抜いて玉の輿に乗った」ことから、これにあやかりたいと多くの人が参拝したとされています。

アクセス:JR山手・中央・総武・京浜東北線 秋葉原駅より徒歩5分
住所:東京都千代田区神田須田町2-25-1
電話番号:03-3251-6422

<狸谷山不動院>

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狸谷山不動院(たぬきだにさんふどういん)は、京都市左京区一乗寺にある真言宗修験道大本山の仏教寺院です。宮本武蔵が剣の修行の場とした「武蔵之滝」で有名です。

がん封じの寺として有名で、また京都では交通安全のためお参りする方も多く、京都ではよく自動車にこの寺のステッカーを貼っているのを見かけます。

入山料 本殿のみ有料500円
時間  9:00~16:00
電話  (075)722-0025
アクセス 駐車場あり。公共交通機関利用なら叡山電車「一乗寺駅」から徒歩約20分、市バス「一乗寺下り松町」から徒歩約15分
公式ウェブサイト http://www.tanukidani.com/

<大気味神社>

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大気味神社に御仕えしていた喜左衛門狸をお祀りしている神社です。

喜左衛門狸は日露戦争に出征し、小豆に化けて大陸を渡り、上陸するとすぐ豆をまくようにパラパラと全軍に散り、赤い服を着て戦ったという勇猛な言い伝えがあります。

〒799-1354 愛媛県(エヒメケン)西条市(サイジョウシ)北条(ホウジョウ)239
アクセス: 電 車. 壬生川駅(予讃線) 712m; 玉之江駅(予讃線) 1645m. クルマ. 東予 丹原IC(入口) 1.683km; 東予丹原IC(出口) 1.683km; いよ小松北IC(出口(下り)) 3.833km

<生國魂神社>

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無類の芝居好きであった芝右衛門狸が祀られています。

江戸時代の初め頃、淡路から芝居でにぎわう道頓堀へとやってきた芝右衛門狸は、芝居小屋の「中座」へ通うようになったが、係の者が毎日の売上金に木の葉が交じっているのを不審に思い、犬を入り口に置いてみたところ、いつものように芝右衛門が小屋へやって来ると、狸の苦手な犬がいて、なんとか通り過ぎようとしたが、犬にかみつかれ、狸の正体を現したという言い伝えがあります。

・住所:〒543-0071 大阪市天王寺区生玉町13-9
・アクセス:地下鉄谷町線「谷町九丁目駅」より徒歩3分
・定休日:無休
・電話番号:TEL:06-6771-0002
・拝観:無料
・利用時間:9:00~17:00 季節による異なる
・URL:http://fishaqua.gozaru.jp/osaka/tennouji/ikutama/text.htm

<二ツ岩神社>

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二ツ岩大明神は、老狸の団三郎を祭った神社です。佐渡島内の狸の頭領といわれて、島内に100以上の部下をもっていたと言われ ています。

平成狸合戦ぽんぽこにも名前だけですが、登場しています。

新潟県佐渡市相川下戸村574

平成狸合戦ぽんぽこは、それまで安寧に暮らしていたタヌキが、昭和40年代の多摩丘陵開発阻止のため立ち上がるというストーリーです。

身近なところにいたからこそ、数々の伝説が生まれ、神社にも祀られています。たまには、ゆっくりとタヌキが祀られた神社を歩いて、思いを馳せてみませんか。

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