津波で傷ついた大槌に”子ども夢ハウスおおつち”を作ってくださった藤原茂さんとは

 

この記事ではテレビ番組『第130回プロフェッショナル仕事の流儀』でも取り上げられた作業療法士である藤原茂さんについて詳しくみていきます。

2012年には、東日本大震災の津波で家族を失ったり、心に傷をおった子どもたちのための「子ども夢ハウスおおつち」を開設しました。

こどもの夢ハウスおおつちとは一体どのようなところなのか?藤原茂さんとは、どんな作業療法士なのか?またそもそも作業療法士ってどんな仕事?これらの疑問にお答えします。

1.作業療法士 藤原茂さんとは…

最初に作業療法士とは一体どのような仕事なのでしょうか?作業療法士とは、入浴や食事などの日常の動作から、工作などの創作活動を通して、リハビリテーションのお手伝いをする仕事です。

また作業療法士は国家資格であり、英語では「Occupational Therapist(オキュペイショナルセラピスト)」と呼ばれていることから、医療現場では作業療法士のことをOTと略します。

作業療法士になるには、作業療法士の養成課程がある大学や短大などで養成課程を修了して国家試験に合格するというルートが一般的です。

藤原茂さんは、大学入学した翌月から児童養護施設の児童指導員になりました。学業との両立が難しく大学を中退します。そしてなんと親から勘当…なかなか壮絶な人生を送ってらっしゃいます。

子どもたちと20代を過ごし、33歳の時に専門学校を卒業され、晴れて作業療法士になられます。33歳でなるというのはかなり遅めのほうなのではないでしょうか。

そしていくつかの病院で働かれた後、2000年に特定非営利活動法人「夢の湖舎」を設立されます。

2.藤原茂さんのリハビリテーションの画期的なアイデアの数々

藤原茂さんのすごいところは、リハビリに楽しめる様々な工夫をされていることです。それは『第130回プロフェッショナル仕事の流儀 リハビリが、人生を楽しくする』でも取り上げられています。

まず施設内は「バリアフリー」ではありません。むしろ段差などがあり「バリアアリー」だと藤原茂さんはおっしゃっています。

またリハビリを頑張れば、ユーメと呼ばれる通貨がもらえる仕組みを作り、カジノなどもあります。また食事も自分で好きなものをとるビュッフェ形式など、楽しめる工夫がいっぱいです。

その理由として、藤原茂さんは「楽しんで生きようとする心を取り戻す。そんなきっかけをたくさん作るため」だと、おっしゃっています。こんな施設なら楽しみながら、主体性をもってリハビリが出来そうですね!


琉球リハビリテーション学院
「心が動けば、体が動く。」
学院長 藤原 茂氏 インタビュー

こちらに藤原茂さんがインタビューに答えてらっしゃる動画があります。

3.子ども夢ハウスおおつちとはどんな場所…?


2012年に岩手県大槌町に開設された「子ども夢ハウスおおつち」。設立のきっかけは、津波で損傷した遺体の修復活動をしていた笹原留似さんとの出会いでした。

彼女と藤原さんは東日本大震災の津波で家族を失った子どもなど、災害を経験した子どもたちの心の傷はとても深いもので、なにか援助が必要であるということで意気投合します。

そして、ついに東日本大震災で傷ついた子どもたちのことのために、話を聞いてあげられる場所を作ろうとの思いから子どもの夢ハウスおおつちが設立されました。

この子ども夢ハウスおおつちには作業療法士の吉山周作さんが常駐して、子どもたちと一緒にゲームや料理、宿題などをしています。
http://yumenomizuumi.com/blogotc/
【おおつち通信】
こちらのブログでは、子ども夢ハウスおおつちで過ごす子どもたちの日常が載せられています。ぜひ覗いてみてくださいね。

参考HP
http://sugoihito.or.jp/2012/06/3010/
日刊スゴイ人 藤原茂
http://www.yumenomizuumi.com/blog/
藤原茂ブログ

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