ニホンカモシカの今

 

ニホンカモシカは、「シカ」という名前からシカの仲間と思われがちですが、本当は「ウシ」や「ヤギ」の仲間の「ウシ科」に属する動物です。

特別天然記念物にも指定されており、また、絶滅危惧種としても指定されています。

ニホンカモシカの生息地は?

本州では、東北地方から中部地方に渡って生息しています。京都府北部や、鈴鹿山脈、または紀伊半島にも生息が確認されています。本州以外では、四国、九州の、宮崎県、大分県、熊本県です。

以前は落葉広葉樹の林のある山の高い所に生息域があると考えられてきましたが、近年は低地での生息も確認されています。奥多摩のほう等、街の近くでも目撃されることもあるそうです。

縄張りは異性間にはありませんが、同性同士では存在し、同じ縄張り内で出会うと、頭にある角同志を突き合わせ、威嚇し争い、片一方を縄張り外へ追い出します。多くの場合単独で行動し、4匹以上の群れになることはあまりありません。

二ホンカモシカの汗は青いって知っていましたか?

動画:【ニホンカモシカに超接近!その距離約5メートル!】~むこうも人間に興味深々です~


なんと、カモシカの汗は青いのだそうです。他にも色のついた汗をかく動物としてはカバが有名ですよね。こちらは赤い汗をかきます。どちらも皮膚を守り、殺菌するためだそうです。

二ホンカモシカは、耳は良いのですが、目はあまりよくなく、夜行性の動物です。

性格は好奇心が強く、人間への興味もあるそうですが、山で、犬などに追われると、崖の方に逃げて行ってしまう、草食動物特有の神経質さも併せ持っています。

もし、ニホンカモシカに遭遇することがあった際は、

1、必要以上に近づかない。
2、大声を上げない、犬の散歩中に出会ったら、犬を遠ざける(吠えさせないようにする)
3、カモシカの逃げ道を塞がない。

なぜなら、パニックを起こしたニホンカモシカが突進してきて、体当たりや頭突きをして怪我をする可能性があるからです。可愛くても相手は野生の動物なので、そっと見守り、自ら森に帰って行ってもらえるようにしましょう

餌は、葉や芽、木の皮、果物などを食します。

駆除される地域もあるということですが、ニホンカモシカは実際増えているのか、それとも、減っているのかどちらなのでしょうか?


岐阜県、長野県ではニホンカモシカによる、樹木の食害防止の為に、岐阜県では1973年から、そして、翌年の1974年からは長野県でも林業に対する食害防止のために駆除が開始されました。

しかし、近年、ある一定の地域では個体数を増やしている傾向がありますが、全体的には、数を減らしているそうです。

ニホンカモシカの駆除がおこなわれていますが、同じ地域に生息する、「ニホンジカ」、こちらは「シカ」ですが、「ニホンカモシカ」と同じような餌を好んで食べる為に、ニホンカモシカによる食害だと思われていたものが、ニホンジカによるものもあったのではないかといわれるようになってきています。

そして、このニホンジカの生息域が拡大するのに伴って、ニホンカモシカの個体数が減ってきているという報告もあるそうです。

ニホンカモシカだけではなく、多くの動物が人間の生息域が拡大していくにつれて、その数や種類を減らしています。

折角同じ土地に生きている仲間なのですから、少しでも、人と動物、ひいては植物とも共存していけるようになっていけるといいなと思います。

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