日本のスズメとフランスのスズメは違う スズメいろいろ

 

フランスの国民的歌手エディット・ピアフの名を聞いた事のある方は多いと思いますが、ピアフは本名ではなく、スズメという意味だそうです。しかし、フランスのスズメと日本のスズメは違うそうです。そんな身近ながら、日本では少なくなっていると言われているスズメについて調べてみました。

日本のスズメ、フランスのスズメの違いとは?


フランスで一般的にスズメと呼ばれているのは「イエスズメ(house sparrow)」という品種の鳥のようです。日本でよく見られるのは「スズメ(Passer montanus)」という品種の鳥になります。

スズメと一言で表現しても、国が違うと、他の品種の鳥のことを示している場合もあるのですね。

フランスにも日本で一般的な「スズメ(Passer montanus)」もいるそうですが、「イエスズメ(Passer domesticus)」の方がやや大型なので、「イエスズメ(Passer domesticus)」の方が生息域が広く都市部ではよく観察されているそうです。

スズメの生態

【動画:すずめの巣立ち】


スズメは孵化して大体2週間で巣立ちます。その年に産まれた若いすずめは夏から秋において、街路樹などに数十から数百羽が集まってねぐらを形成します。成鳥したスズメは群れのねぐらに入らず、個々に定住することが多いそうです。

スズメは木の洞、樹木の茂みに球状の巣を作ります。日本では人が住んでいる所に巣をつくることが多く、雨どいと屋根の隙間、換気扇カバーの中、電話線の分配ボックスや、電柱トランス下にあるスペースなども巣作りに利用してしまいます。

さらには、ツバメの古巣や巣を作っているツバメを攻撃して巣を奪い取ってしまう事もあるそうです。また、トビなどの猛禽類の巣の下に巣を作る強者のもいるとか。これは、猛禽類の巣の近くに外敵がこないことを逆手にとって利用しているそうです。なかなか豪胆ですよね。

また、ガラスにぶつかって脳震盪を起こしているスズメに出くわすこともあるかもしれません。そういう時は、外敵(猫など)に捕獲されないようなところに置いて置いてあげてください。気が付いたら飛んでいきますよ。

その際は直にビニール手袋や、ビニールでスズメを直に触らないようにするのが好ましく、また、触った後にはきちんと手を洗いましょう。

スズメの役割


毛沢東が1958年2月から、四害駆除運動(伝染病を媒介するハエ、カ、ネズミ。穀物を食べ荒らすスズメを駆除する政策)が行われ、実に北京市だけでも3日間という短時間に300万人もの人が駆り出され、40万羽のスズメを駆除したそうです。

しかし、その後で、ハエ、カ、イナゴなどの害虫が増えてしまい、農作物にも大打撃を与えたそうです。それはスズメがそれらの害虫とされている昆虫も餌にしていたからです。特に雛を育てる段階では沢山の虫が必要になります。

生態系のバランスを考えない行いは反動が来るということを端的に感じることができる話ですね。

日本においてスズメは減少していますが、数十年単位のスパンで考えてもスズメが全滅してしまうことはないだろうと考えられています。環境の変化において、いなくなってしまわないように気を付けていきたいものですね。

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