湧き水とはなにか?代表的な湧き水は?

 

ブナの森の湧き水は甘いという話を聞いた事はありませんか?

世界でも、砂漠で湧き水があるところを、オアシスと呼び、かつて中国とヨーロッパの交易の中心となったシルクロードにおいても旅の休息の中心地として発展した都市も多数あります。

昔から、一般的な川に比べて、湧き水は気象条件、人為的な条件に左右されにくく、安定した水質源となっています。

【日本の代表的な湧き水】

動画:水中撮影・南阿蘇の湧水群~熊本・南阿蘇村~


日本の湧き水で有名な場所をいくつか紹介したいと思います。

北海道京極町「京極のふきだし湧水」
北海道虹田郡真狩村「羊蹄山の湧水」
北海道虹田郡ニセコ町「ニセコ名水甘露水」

長野県松本市「まつもと城下町湧水郡」
山梨県長坂町「三分一湧水」

静岡県富士宮市「湧玉池」
静岡県駿東郡清水町「柿田川公園

長崎県島原市「島原湧水群」

熊本県阿蘇郡産山村「池山水源」
熊本県阿蘇郡南阿蘇村「白川水源」

北は北海道から、南は九州まで幅広い地域に名所といわれるところがあるのですね。

【湧き水の仕組みと安全性】


湧き水とは、山間部に降る雪、雨が地上に降り注ぎ、長い時を経て地層を通ることにより自然にろ過されて地下水となり、その地下水が地表に自然に湧いた水のことを示します。豊富な湧き水は川の源流となることもあります。

湧き水が湧きやすい地形は、火山の山麓、扇状地の端部、台地や段丘の崖沿い、鍾乳洞の洞口等です。

湧き水は土壌でろ過されるため、冷たく非常に透き通っているので安全性が確保されていると考えがちですが、山では多くの動物が生活しています。その動物達による糞尿による大腸菌や細菌、または微生物による汚染が考えられます。

湧き水の上流で家畜の飼育施設がある場合、大腸菌の汚染。農地があれば、肥料に使われる亜硝酸性窒素、硝酸性窒素等の濃度が高いことも。

また、近くに温泉がある場合はヒ素やフッ素が、昔近くで鉱山があった場合は鉱山採掘されていた由来の元素、亜鉛、鉛、マンガンなどの重金属による汚染や、産業廃棄物の不法投棄が湧き水の上流においておこなわれてしまっていたら、産業廃棄物による汚染を受ける事も。

自治体により管理され、化学物質や、有害な細菌等を定期的に水質調査されている湧き水は安全といえますが、管理されていない山中の湧き水には注意した方がいいといえるのではないでしょうか。

また、水の持ち帰りが出来る所もありますが、湧き水は天然のものなので、時間が経つと共に雑菌が繁殖、飲料に適さなくなってしまいます。汲んできた場合はなるべく早く消費するようにしましょう。また、一度煮沸すればより安心です。

【地震と湧き水】



地震が起きると湧き水で水が湧かなくなることもあります。湧き水とは違いますが、温泉の源泉も近くの地域では連動して枯れることも。

なぜ、そういう事が起こるのかという原因は、湧き水は地下水の影響を強く受けてしまうからです。地殻の変動が起こったことにより、地下水の流れが従来の場所から変わってしまったことがあげられるようです。

また、湧き水が出る場所の近くを地下工事する事により、水が濁ってしまうことも。湧き水は地下の環境の変化に敏感だということですね。

水は私達生物にとってなくてはならないものですね。綺麗な湧き水を守ることは環境の保全にも繋がること。

森を保全し、水源の周りの環境を整えていくことは自分達の世代だけではなく、子供達やこれから生まれてくる命にとっても重要なことなのではないでしょうか?

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