鳴き声がかわいい冬鳥、ヒドリガモ

 

日本で一番良く見ることが出来るといわれている鴨が「ヒドリガモ」です。冬鳥とは、越冬の為に日本に飛来してくる鳥のことを称します。

【ヒドリガモの鳴き声とは?】

動画:ヒドリガモの鳴き声(2011・3・27)洞川にて.wmv


オスは「ピューピュー」と高い口笛のような声で鳴き、メスはは「ガーガー」と低く濁った声で鳴きます。オスとメスで羽の色だけではなく鳴き声にも違いがあるのですね。

【オスとメスの見分け方】

動画:ヒドリガモのケンカ_雄♂と雌♀_生田川HATゆめ公園


オス:全長約53㎝
頭が赤茶色で額の部分がクリーム色。目の後に緑の光沢をもつものもいます。体の上面と脇腹が灰色。胸部が薄い茶色。尾羽が黒色。

雨覆と呼ばれる部分が白いのが成鳥オスになります。幼鳥オスは雨覆は白い縁取りのある灰褐色をしています。

メス:全長約43cm
メスは、頭と脇腹が赤茶色で、上面の羽は黒に茶色い縁取りがあります。

多くの鳥類に見られるようにオスの方が派手な羽を持ち、メスの方が地味な色味ですね。

くちばしは、オスメスともに青灰色で先端は黒。草を引きちぎるのに適した短い形になっていて、顎の力も他の淡水鴨よりも強いということです。

【ヒドリガモの生態】


コガモとマガモの中間くらいの大きさの淡水鴨ですが、他の淡水鴨に比べると海水のある所でも見かけることが比較的多い鴨だそうです。

繁殖地は、ユーラシア大陸の北部の寒帯地域やアイスランド。冬になると、ヨーロッパ、アフリカ北部、インド北部、中国南部、朝鮮半島、日本等で越冬するために移動します。

水辺の草地に巣を作り、7個から11個の卵を産み、卵を温める日数は23日から25日です。

餌は、基本的には植物を食べますが、昆虫等を食べることも。潜ったりすることはなく水面に浮かぶ植物葉、茎、根、種や、海草、海藻を主食としています。また、岸に上がり陸上の草も食べます。

昼間は群れて、湖や池などの近くの陸地で休息をとり、夕方から明け方にかけて、水田、河川などに移動して餌を食べることが多いようです。

養殖海苔や麦も好物のようで食害が報告されています。そのため、害鳥として嫌われてしまうことも。

ヒドリガモとアメリカヒドリという鴨の中間的な特徴を持つ鴨が日本で見られることがあるそうです。

多くのアメリカヒドリはアラスカからカナダ北部で繁殖しているようですが、ロシアのアナディール川流域で少数繁殖している個体もいるそうで、見た目はヒドリガモの個体からアメリカヒドリの遺伝子が見つかっているそうです。

このため、両種の繁殖地の境界で交雑が起きていると考えられています。

冬の時期に湖や川近くに行く機会がありましたら、ヒドリガモがいるかどうか目をむけてみるのもいいかもしれませんね。また、口笛のようなオスの鳴き声も聞くことができるかもしれません。

日本でも鳥インフルエンザを保菌している個体も確認されていますので、元から野生の鳥でもありますし触ったりすることは避けるべきだと思います。気を付けてください。

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