ユダヤ教の特徴とは? Ⅰ

   2017/02/04

ユダヤ教のイメージは、男性は長いもみあげを蓄え、帽子をかぶっている姿を思い浮かべる人も多いかと思います。

「アーメン」という言葉はヘブライ語で「そのとおりです」という意味を含んでおり、古代ユダヤ教会では聖書の一句を読み復唱していたのですが、復唱を省略し「アーメン」ということで「そのとおり」と了承することになっていったそうで、ユダヤ教から派生したキリスト教もそれを引き継いだそうです。

【黒い帽子に黒い服】

動画:ユダヤ教


ユダヤ教の中でも超正統派(ハレーディー)と呼ばれている人の男性は黒い帽子をかぶり、黒いスーツを着用し、もみあげを伸ばしています。

およそ2%~5%の人々が超正統派で、エルサレムのメアシェリムに住んでいます。この人々は聖書を読み、祈りを捧げユダヤ教のために人生を費やします。

そのため仕事を持たず、国からの援助によって生活が賄われており、ほどんどの税金も免除され、兵役も免除(拒否)されていたそうですが、兵役は2017年から課せられるようになったそうです。

結婚は自由恋愛ではなく、親からの紹介やお見合いで決めるそうです。子供達は神学校でユダヤ教について学びます。

このほかに、宗教派、普通の服装、律法を守りユダヤ教を信じている人達。伝統派、宗教ではなく、民族の伝統として律法を守る人達。また、世俗派と呼ばれる宗教にも律法にも興味のない人達とわかれています。

【ユダヤ教の食事について】


ユダヤ教には「コシェル」(Kosher)と呼ばれる細かい食物戒律があります。野菜や果物はすべて食べることができます。しかし、動物性タンパク質に関しては細かな規則があります。

まず最初に、肉と乳製品を一緒に食べてはいけません。肉も蹄が分かれており、なおかつ反芻する動物の肉(牛、羊、山羊、鹿など)はOK。それ以外の動物はNG(豚、らくだは食べられない)

鳥類は鶏・鳩などはOK、からす、猛禽類などはNG。血はNG。なので、レアステーキなどは食べられません。

食べられるとされている肉類でも、所定の方法で屠殺・血抜きされ、ラビと呼ばれる宗教的指導者の認定を受けたものを食べます。

また、鱗の無い水棲動物も食べられません。例えば、貝類、エビ、カニ、タコ、イカ、サメ、クジラ、ウナギ、ナマズ、アナゴ等のウロコがはっきりしない魚も食べてはいけないそうです。カタツムリもNG。

ユダヤ教では飲酒はOKとされており、イスラエルでは美味しいワインが生産されています。

現在では、どこまで厳密に守るかは個人差があるようですが、豚肉は食べない、肉と乳製品は一緒に摂らないというようなことはユダヤ教の人々には身についている食習慣といえるようです。

【安息日とは?】


ユダヤ教では金曜日(金曜日の日没〜土曜日の日没)は「安息日」(シャバット)と呼ばれています。この期間に禁止されていることが沢山あります。

例えば以下になります。

・食事の為の煮炊きをしてはいけない。
・労働は一切禁止。
・電話、TV、PC、エレベーター等電化製品の使用禁止。スイッチ等のボタンを押すこともNG。
・車の運転の禁止。
・お金を使わず、お金の話もしてはいけない(プリペイドカードやクレジットカードの使用もNG)。

このほかにも書きものの禁止や雨傘、日傘共にさしてはいけないというようなものもあります。そのため、雨の日には帽子も覆えるような専門のレインコートがありそれを着用して外出します。

食事は金曜日の日没前に作り置きしておくそうです。休息日の趣旨としては仕事をせず、祈りを捧げなさいということのようです。

食事についてだけでなく、安息日についても様々な禁止事項がありますが、それらを守ることがユダヤ教を信じる人々にとっては大切なことなんですね。

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