ユダヤ人Ⅱ、教育とクリスマスの時期にある「ハヌカ」のお祭りについて

 

【ユダヤ教のお母さんは教育ママ?】


「神様は、どこにでもいる事が出来ないから、母親を作った」ということわざがあるくらい、母親の存在は重要とされているそうです。

ユダヤ教徒のお母さんはとても教育熱心。幼少期から、暗記を主体としながらも、それのみではない知的好奇心向上教育、徹底した道徳教育がなされます。

その背景には、国を追われ迫害された歴史があり、全財産を没収される事態にも陥りました。

そのような実体験を経て「財産は奪えても、頭の中身は持っていくことができない」という教訓に基づいているのだそうです。

幼少期からお金に関する教育も徹底しています。しかし、財産がなくなったとしても、勉強して身についた知識があれば自らの力で生き抜いてけるということを重要視しています。

ユダヤ教の人々は子供に対して、教育や経験にかけるお金や時間を惜しまず、習い事をさせたり、旅行に連れて行ったりするそうです。

また、ユダヤ人のお母さんにとって、子供に愛情をもって接し、世界中どこへ行っても生きて行けるように育てるということが社会的、宗教的義務になっているのだそうです。

【ユダヤ教ではクリスマスはお祝いはしないの?】

動画:ハヌカ祭、光明節、Hanukkah

ユダヤ教ではクリスマスはお祝いしません。その代りに「ハヌカ」といわれるお祭りがほぼクリスマスと同時期にありますが、毎年日にちは異なりその意味もクリスマスとは違います。

「ハヌカ」はヘブライ語で「奉献」という意味です。マカバイ戦争(紀元前168年 – 紀元前141年)時のエルサレム神殿奪回を記念するお祭りで、毎年ユダヤ暦の第9月の25日から8日間おこなわれ、その間毎日9本の蝋燭が立てられる燭台に火を灯します。

【「ハヌカ」の時の食べ物】

「ハヌカ」の時の料理は油を使ったものが食卓に並びます。これは、エルサレム神殿を奪還した際、1日分ほどしかなかった聖油が8日間燃え続けたという奇跡にちなんでいるそうで、そのため「ハヌカ」は光の祭り(Festival of Lights)とも呼ばれています。

代表的な食べ物には、「レヴィヴァ(ラトケス)」「スフガニア」があります。

レヴィヴァ(ラトケス)」はじゃがいもをすりつぶして油で焼いたパンケーキのようなもので、アップルソースやサワークリームをつけて食べます。

「スフガニア」はパンの中にジャムを入れた揚げドーナッツです。オーソドックスな物は中身は苺ジャムですが、最近はチョコレートやナッツが入っているものもあるそうです。

子供達には「トレイドル」という木製のコマがプレゼントされ、チップ(金貨を模したチョコレート等)を使ったゲームに興じたり、近年ではキリスト教のクリスマスのようにプレゼントを渡す家庭もあるとのことです。

NYなど多国籍な人々が集う街では、様々な信仰を持つ人がいるため、クリスマスの頃、「Merry Christmas(メリークリスマス)」ではなく「Happy Holidays(ハッピーホリデー)」と挨拶します。

また、ユダヤ教同士の挨拶としては「Happy Chanukkah(ハッピーハヌカ)」になるそうです。

宗教について疎い人が多いといわれている日本人ですが、様々な宗教の人が世界にはいるということを知り、それぞれの習慣や考え方を尊重できるように心がけたいものですね。

ユダヤ教の特徴とは? Ⅰ

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