自然のホタテガイってどんな感じ?

 

貝の中でも好きな人が一番多いのではないかと思われるホタテガイ。

しかし、その生態について詳しく知っている人は少ないのではないでしょうか?

【ホタテガイとは?】


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また、ホタテガイは食用だけでなく、天然の真珠ができることでも有名でしょう。ホタテガイの真珠は、カルサイトで作られているためうすく剥げやすい構造をしていて、アコヤガイは真珠層で作られている真珠なのでその構造が異なります。

養殖されていない天然のホタテガイの真珠は非常に珍しいので、市場に出ることは稀な上、小さくていびつなものが多くなっていますが、食用のおやつやおつまみにされたものから発見されることもあります。もし、発見した場合は非常にラッキーな気持ちになれますね。

殻の大きさは20センチくらいまで成長する二枚貝です。貝殻はふくらみが大きい方が右側、小さい方が左側になり、殻の中央には大きな貝柱(閉殻筋)があります。

ヒモ(外套膜)の周りには約80個の小さな眼(眼点)があり、その眼で明るさを感知することが可能です。

ホタテガイの餌は海中の桂藻類(植物プランクトン)やデトリタス(生物の遺体、生物由来の微小な有機物粒子)です。エラに水を送り呼吸するため、その時に水中にある餌をこしとって、口に運んでいます。

【ちょっと不思議なホタテの性別と繁殖】


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0年貝、1年貝は全てオスで、その年移行に約半数が性転換をしてメスになります。たまに雌雄同体の個体もいるそうです。

見た目からオスかメスかを判断することは不可能ですが、4月から6月の産卵期に貝殻を開けて生殖巣を見ると色で見分ける事が出来ます。白は精子を持つオス。ピンクは卵を持つメスです。

産卵が終ると、生殖巣は透明になってしまうのでまた見分けがつかなくなってしまいます。卵を産む数は、4年貝で1億粒ほど。大きさは80ミクロン(1ミクロン=1/1000mm)

春になり水温が6度から8度になると、海中に卵や精子の放出し、海中で受精します。

【ホタテガイの天敵とその対応方法】

動画:Clam / Sea Scallop swimming / jumping underwater. Mulroy Bay, Ireland.


天敵はヒトデ、オオカミウオ、ミズダコだそうです。ヒトデなどの天敵に襲われると、閉殻筋で殻を上下に開閉させながら海水を吹き出しその力を使い泳いで逃げることができます。

一生懸命逃げている姿ですが、不謹慎にもなんだか可愛いと感じてしまいますね。

食べると非常に美味しいホタテガイですが、意外な姿や生態に驚かさせられますね。ちなみに、天然のホタテは産卵期前の3月下旬より前の寒い時期に栄養を蓄えているため美味しいといわれています。

養殖のものは、夏場に肉厚が大きくなり旨みもますそうですし、白子が好きな方は繁殖期前の2月3月のものがおおすすめとのことです。

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