家族にこそ知ってて欲しい:認知症の人への介護

 

認知症に関する情報はとても多いです。

なかでも予防に対しての情報が多くあるなか、実際になってしまった場合に家族や周囲の人がどうすれば良いのか?どこに気をつけたら良いのか?という事に困ったり、悩んだりしている方々は少なくありません。

身の回りに認知症の人がいる方は一体どうすればいいのでしょうか?

そもそも認知症とは?



さまざまな理由から脳の細胞が死んでしまったり、働きが悪くなったりすることで生活に支障が出てきている状態を指します。

現在では、65歳以上の4人に1人が認知症もしくは認知症予備軍であるといわれています。

認知症にも種類がある?



認知症には主に4つのタイプが挙げられます。
それぞれのタイプにより症状・対応も異なりますので病院でしっかりした診断をしてもらいましょう!

・アルツハイマー型認知症(約6割の原因)
・脳血管型認知症(約2割の原因)
・レビー小体型認知症
・前頭側頭型認知症


何に気をつけたら良い?



・安心感が大切


本人の好きなものを身近に置くなど少しでも不安を和らげましょう。
たまには一緒にお茶を飲みながらお話をする時間を持つことで気持ちが落ち着くこともあります。
また、ゆっくりした行動をとられても急かさず、相手に合わせて介助しましょう。
焦ってしまうことで行えることもできなくなってしまうこともあります。

・否定しない


時に記憶違いから噛み合わない会話が見られることがあります。
仮に間違ったことを言っても、否定しないようにしましょう。
否定的な言葉や態度により、不安な気持ちが大きくなるだけでなく、関係性にも影響が見られます。

・できることは自分でやってもらう


例えば簡単な洗濯物を畳んでもらうなど、本人ができることを手伝ってもらいましょう。
小さなことでも役割を作ることで自信が持てます。

・介護者が心に余裕を持ちましょう


 1人で悩まず、時には自分の時間を持つことで心のゆとりが保てます。
早い段階で福祉・介護サービスを利用しましょう。

・身分の証明


認知症になることで、人によっては時間や今いる場所がどこであるのかがわからなくなる方もいます。
外出時には名前や住所・連絡先などが分かるものを身につけましょう。
また、普段から靴などに名前を書いていると1人で外出された場合にも身元がわかりやすくなります。

・車の運転


車の運転は注意力・判断力など多くの能力を必要とする高等技術です。
主治医と相談し時に運転を控えることも大切です。

介護にあたっての基本的な考え方



・尊厳を守る


できなくなってしまったことや、わかりにくくなってしまったことなど『認知症の症状』ばかりに目を向けるのではなく、その人自身に目を向けてあげて下さい。

介護されるかたは良かれと思って、認知症の方に関わる全てをやってしまいがちになってしまうこともあります。

しかし、認知症の人は新しいことは苦手でも、昔から行っていたことや体で覚えたことはとても上手にされる方も多いのです。

その人がどんなことが得意で、どこを手助けしてもらいたがっているのかをよく確認することで、本人の自尊心が保たれます。

社会や家庭で役割を担っていると自信を持っている方は、認知症が進んでもBPSD(物忘れ以外の症状)を起こしにくいともいわれています。

認知症の方は何がお好きでした?何が得意でした?

今一度振り返ってみましょう。

・根本的な原因を考える


認知症の方は、時に徘徊や妄想などといった症状が起こることもあります。

周りの方々は先ずは危険回避として、徘徊予防として家から出られないようにしたり、妄想を適当にやり過ごしたり、『その場しのぎの対応』になりやすいです。

もちろん、そうした対応が全て悪いというのではありません。

ただ、認知症がそれらの症状を示すことに『理由がある』ことを忘れないでください。

そして、その理由が解決されない限り、似たような状況を引き起こすことがあるのです。

例:

心理的な要因:不安・寂しさなど

周囲の働きかけの問題:声掛けもなくいきなり服を着替えさせようとした・大声で呼びかけたなど

体調不良:脱水、空腹、運動不足など

薬の影響

環境:慣れない場所に変わったなど


御家族だけで原因を探るのは難しいかもしれません。

専門的な知識のあるスタッフとも十分話し合い、根本的な解決を図っていきましょう。

介護保険制度って受けると良いことがあるの?



市町村の窓口に申請することで、審査を受けることができます。
認定されると、等級により送迎付きで行えるものから自宅で受けることのできるサービスなど、様々なサービスを利用することが出来ます。

例:

■デイサービス

デイサービスセンターなどに通い日常生活の介助や、施設によって様々なレクリエーション・リハビリテーションにも参加することが出来ます。

施設一つ一つでも雰囲気やサービス内容も違うため、見学して自分たちにあった施設はないか探してみましょう。

■訪問介護(ホームヘルプサービス)

介護の知識を持つホームヘルパーが、自宅に伺い食事や入浴など身の周りの介助をします。

■訪問診療

通院が難しい方へ医師が訪問し、医療行為を行います。

※他に薬剤師による在宅訪問や、看護師の訪問する訪問看護などもあります。

■短期入所生活介護(ショートステイ)

一時的に家庭で介助が行えない場合などに、短期入所施設などで介助をしてもらうことが出来ます。

いかがでしたか?

認知症への不安は少ないとは言えませんが、周囲の人々からの対応により不安が軽減できる場合も証明されています。

認知症となられた本人や周囲の方の不安・負担を少しでも少なくし、明るく過ごすために様々なサービスがあるのではないでしょうか?

今一度お互いの笑顔のためにも公共サービスを視野に入れた無理のない生活を検討してみて下さい。

【引用・参考文献】
認知症ねっと
相談e-65.net

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