マイケル・チャン 錦織圭を変えた男

 

今や、錦織圭選手の活躍により、彼の注目度は増しているのは、周知の事実ですね。

その錦織選手の快進撃の立役者と言えば、2014年から彼のコーチに就任した、マイケル・チャン氏に他なりません。

マイケル・チャンとはどんな人物なのでしょうか?


1.マイケルと錦織の関係

マイケル氏と錦織選手の初めての出会いは2011年11月に行われた、東日本大震災チャリティーマッチの時でした。

その時に二人はテレビ番組の中で対談を行っており、その時錦織選手はノバク・ジョコビッチ選手を破る大金星を挙げていましたが、決勝でロジャー・フェデラー選手に完敗した後で、自信喪失状態のままでした。

決勝で負けたことで、絶対の自信を砕かれ先が見えてない事を伝えた錦織選手に、マイケル氏は一喝し、コートに入る前は何を考えていても良いが、コートに入ったら、負けるのは相手で、勝つのは自分だという強い気持ちを持ってなかったことが敗因だと伝えました。

テニスは紳士のスポーツと言われていますが、勝負となれば話は別で、相手が誰であっても勝つことを考えるべき、とコーチになる前からマイケル氏は錦織選手に教えたのです。

そして2014年にマイケル氏は錦織選手のコーチになりましたが、鬼のような練習量を錦織選手に課しており、錦織選手も自身のブログで、頑張りますと意気込みを伝えています。

しかし、マイケル氏が錦織選手に一番重視して教えたものは「メンタルの強さ」です。

テニスはメンタルの強さが非常に重視されるスポーツなのですが、そのメンタル面の強化が垣間見えた発言が全米オープンのベスト4進出時の会見で聞けましたね。

勝てない相手はもう居ない、という確かな意志でした。

実際、錦織選手は世界ランクトップ10の壁を突き破り、2014年は自己最高の5位でシーズンを終えました。

マイケル氏がコーチになる前から、錦織選手の先を見据え、コーチ就任後は1年足らずで自信を取り戻させた功績はとても大きく、またテニスの質も上がったことは言うまでもないですが、マイケル氏は錦織選手に昔の自分を重ね、自分の夢を託すことを決めたのかも知れません。

夢を託したマイケル氏は、師と成るべく、掴んだ錦織選手の手をきっと放す事は無いでしょう。

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2.マイケル・チャンの軌跡と、選手としての活躍

マイケル・チャンは1972年アメリカ・ニュージャージー州生まれの元プロテニス選手です。

両親は台湾からの移民の中国系アメリカ人で、身長175センチと恵まれない体格でありながら、どんな球でも食らいつくフットワークの良さを武器に、世界最高ランクは2位を獲得し、グランドスラムの1つである全仏オープンを史上最年少の17歳3ヶ月で制しました。

これは4大大会の中でも史上最年少優勝記録になります。

1988年、当時16歳のデビューから2003年の引退迄にツアー通算34勝をあげ、グランドスラムでは先に触れた全仏オープンの1勝、全豪や全米でも準優勝の成績をあげており、2008年にはテニス殿堂入りを果たすなど、超一流の選手です。

また、マイケル自身も日本でのツアー参戦も数多く、日本で開催された大会でも優勝経験があり、また日本のCMの出演歴もあり、日本でも馴染みの深い選手であると言えると思います。

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3.テニスのコーチとは


現在のプロテニス界では、錦織選手のコーチがマイケル氏であるように、往年の名選手がコーチを務めることは珍しくありません。

ノバク・ジョコビッチ選手のコーチはウィンブルドンを史上最年少で制したボリス・ベッカー氏、ロジャー・フェデラー選手のコーチはグランドスラムを6度制したステファン・エドバーグ氏です。
「名選手名コーチ(監督)にあらず」、という言葉を、スポーツ界でよく聞きますが、テニスには全く当てはまらないと言えると思います。

現に2015年の全豪オープンの女子シングルスでノーシードだった、マディソン・キーズ選手がベスト4進出の快挙を達成しましたが、彼女のコーチは元世界ランク1位のリンゼイ・ダペンポート氏です。

テニスというスポーツはシーズン通して世界各国を回り、超過密日程で大会をこなしていく非常に肉体的にも、精神的にも厳しいスポーツです。

その中でコーチも殆どのツアーに帯同し、練習を指導したり、試合を見守ったりと家族以上に長い時間を共にしていますので、選手にとって、コーチは「もう1人の家族」と言える程、強い信頼関係で結ばれていると思います。

錦織選手にとって、マイケル氏は仲間であり、友であり、師匠であり、父なのかもしれませんね。

実際、マイケル氏は錦織選手の事を、まだ才能に頼っており、直す所も多く、まだ時間がかかると、評しています。

マイケル氏と錦織選手の師弟関係はまだ序章なのでしょう。

今後、彼が錦織選手をどのような選手に、どれだけの強さを持ったプレイヤーに指導していくのか、彼の手腕にこれからも期待したいですね。

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