もしかして、それ、咳喘息?

 

喘息って大人になってからもなるものだとは知りませんでした。咳が続くだけだと、仕事を休んで病院に行くのを後回しにしてしまいがちです。そうしているうちに症状が進んで慢性化してしまい、治療が困難になるケースがあるので、おかしいなと思ったら早めの受診をオススメします。喘息息、咳喘息は喘息の一歩手前まで来ている状態、病院に行ってみて診断されてびっくりという方も多いのです。


1.症状

喘息息、咳喘息とは、ゼーゼー・ヒューヒューや呼吸困難や発作を伴わない咳がでます。主に夜間や明け方、季節の変わり目、ホコリ等で気道が敏感になったときに症状が強くなります。気管支喘息の前段階と捕らえられます。

また、風邪をひいたあとに 3 週間前後の咳が続き、長いものでは年単位で続きます。タンは余り出ないのに咳が続き、咳止めなどの効果が出ない場合は要注意です。咳喘息から 3 割の人が喘息に移行し、男性よりも女性の方が 2 倍の罹患率があります。

特に季節の変わり目のみの人、ホコリ等のアレルゲンが原因の場合は、放っておくと症状が収まるので放置しがちです。この気管支の炎症を繰り返すうちに慢性病となり、喘息になってしまいます。喘息は呼吸困難に陥って毎年 6000 人近くの人が死亡しています。怪しいと思ったら、病院に行きましょう。

喘息になると気管支が炎症を起こし、気管が狭くなっているために呼吸音が強くなります。

2.治療

呼吸器内科のある総合病院もしくは、大学病院を受診しましょう。内科は風邪として処理してしまうこともあります。医師でも、風邪と喘息の見極めは難しいとされています。

そして、この病気は定期的に予防のコントロールをして付き合っていく覚悟が必要です。早く治療を受けるほど、悪化もしないし、治療にかかる期間も短くて済むことがわかっています。

使用するのは、吸入ステロイド剤や経口ステロイド剤、抗アレルギー薬や気管支拡張剤です。

ステロイドというと身体に悪いと躊躇しがちですが、ステロイド治療も、症状の軽いうちに始めれば、辞めるのも早くなり、総量を抑えることが出来ます。

また、漢方の温清飲、葛根湯、桂枝茯苓丸、柴胡桂枝乾姜湯、柴胡桂枝湯などの炎症を抑制するものをつかう場合もあります。

腹式呼吸などで気道を広げると呼吸は楽になりますが、そこで治療をやめてしまうと、根本の気道の慢性化した炎症が治ってないまま放置している状態になって危険です。

自己判断はくれぐれもしないようにしましょう。

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3.気をつけること

咳が長引く場合は、風邪だと決めつけずに医師にかかりましょう。喘息息の他にもマイコプラズマ感染や結核の可能性もあります。

喘息息、喘息と判断されたら、自己管理が必要です。アレルゲンとの接触をさける、マスクをつかう、喉を潤すように気をつけるなどだけでなく、記録をキチンと付けて病院で医師としっかり相談することが治療の早道です。

喘息の治療にピークフローメーターは有用なツールです。気道の炎症状態を数字で示してくれます。気道の炎症が進んでいると、空気の通り道が狭くなっていてピークフロー値は落ちます。キチンと記録を付けて、症状を把握するのは患者本人です。ステロイド剤と気道拡張剤、そしてピークフローメーターをキチンと自己管理しましょう。

また、患者仲間を作るのもストレス解消にもなり有効です。咳の苦しみというのはなかなか理解されにくいものですから、同じ苦労を持つ友人が出来るとこころ強いですよ。

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