お腹が痛い時には

 

腹痛があって体調不良が感じられるときは、不安になりがちです。
腹痛の原因には、色々な要素があって精神的なものも含まれるようです。
特に思いがけないときの急な腹痛は、誰しもがその対処に困ってしまいます。



1.腹痛の原因

急に起こる腹痛は、以下の場合がほとんどです。

食中毒よる腹痛

まず食中毒は、食品中の細菌が原因で起こります。
摂取してすぐ痛みが出るものもあれば、数日後から症状があらわれるものもあり、原因になる食品を特定するのが難しい場合も少なくありません。

冬になると毎年騒がれるノロウイルスも、食中毒を起こす細菌の一種です。
そのほか、鶏卵に付着しているサルモネラ菌やお肉に付着しているO-157などは大きなニュースにもなったこともあり、とても有名ですね。
これらの細菌は、十分に加熱処理することで食中毒を予防することができますので、注意が必要です。

虫垂炎による腹痛

虫垂の入り口が便秘などの原因でふさがり、虫垂の内圧が上昇し血行が悪くなることで腹痛を起こすことがあります。
いわゆる虫垂炎ですね。
虫垂炎は老若男女問わずなる可能性がある病気ですので、安心してはいられません。

急性胃炎による腹痛

胃の粘膜の炎症ですから、原因は食べすぎ、飲みすぎ、タバコ、ストレスなど様々です。

過敏性腸症候群による腹痛

腸の働きが阻害されて、急な腹痛や下痢、便秘の症状を起こします。
最近増える傾向にあり、主な原因はストレスと言われています。
忙しいサラリーマンに増加傾向があると言われます。

婦人科系疾患

様々ありますが、ひどい生理痛の女性の中には、子宮内膜症や子宮筋腫などの病気が潜んでいる可能性があります。
妊娠の可能性がある女性だと、子宮外妊娠の危険も考えられます。
そのほか、卵巣腫瘍の破裂や卵巣出血などの疾患も・・
ただの生理痛と勝手に片付けず、婦人科で適切な検査と治療を受けることをおすすめします。

内蔵機能が原因する腹痛

みぞおちあたりが痛い
食中毒・急性胃炎・胃痙攣などが考えられます。
食中毒の場合は下痢や嘔吐、急性胃炎の場合は嘔吐やげっぷが出るなどの症状、胃痙攣も下痢や嘔吐を伴います。
伴って出る症状で、どんな病気にかかっているのかを正しく判別しなくてはなりません。

上腹部が痛い
肝臓、胆嚢が主で、そのほかには、胃十二指腸、右腎臓、膵臓(すいぞう)の場合もあります。

左上腹部が痛い
急性膵炎、慢性膵炎、膵石症、膵がんなどのすい臓の原因が主です。

へそのあたりが痛い
腸、血管、あるいは胃も原因になります。

右左の側腹部が痛い
腎臓の病気がほとんどですが、尿管の場合もあります。

わき腹が痛い
便秘や尿路結石などが考えられます。
また、虫垂炎の場合、上腹部やへそ周りの痛みが、右わき腹下部に移動するのが特徴的です。
さらに、虫垂炎の場合は発熱や吐き気、食欲不振を伴うので、これらの症状には注意が必要です。

右左の下腹部が痛い
大腸、尿管、女性の場合には卵巣腫瘍やその他の女性器の病気もあります。

下腹部が痛い
潰瘍性大腸炎や過敏性腸症候群など、大腸関係の疾患の可能性が考えられます。
多くの場合、下痢を伴い、同時に血便がみられる場合もあります。
そのほか、女性の場合だと婦人科系疾患も下腹部に痛みを感じます。
膀胱のほかに、男性に場合には慢性前立腺炎があります。
尿管の病気でも痛くなります。

腹部全体が痛い
過敏性腸症候群、感染性腸炎、腸閉塞、急性腹膜炎、腹部大動脈瘤などがあります。

2.腹痛と下痢の因果関係は?

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ただ単に、お腹が冷えたりゆるくなったりすると、腹痛がおきることがありますね。
そういった場合、トイレに駆け込むと治ってしまうことも少なくありません。
すぐに治まる腹痛ならそう心配はありませんが、24時間以上痛みが続くようなら病院へかかった方がいいかもしれません。

食中毒やストレス性の腹痛の場合、ほとんどの場合ひどい下痢を伴います。
いつもと違う痛み、下痢が続くという場合は速やかに医療機関を受診しましょう。
さらに食中毒の場合、特にノロウイルスなどは非常に感染力の高い細菌です。
排泄物から感染することもありますので、注意が必要ですね。

あかちゃんが下痢を起こした場合には、その見分けが難しいとも言われますが、機嫌が悪くて体重増加が無いときは注意が必要です。
原因はともあれ、脱水症状を起こしている可能性もありますから水分は十分に補給してあげましょう。
そして、医者の診断を受けることをおすすめします。

3.症状の違い

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腹痛の場所と原因によって、症状の出かたは様々(さまざま)です。

・食中毒の場合
腹痛が始まってしばらく経ってから、早い場合では30分くらいで、遅い場合は数日後に嘔吐や下痢などの症状が出ます。

・虫垂炎による場合
みぞおち辺りの違和感から始まって、少しずつお腹の右下が痛みだすケースが多くなります。

・急性胃炎による場合
胃のあたりに不快感や痛みがあり、むかつきや吐き気、時には吐血もします。食欲が無くなります。

・過敏性腸症候群による場合
腹痛もしくは腹部不快感と便通異常の症状がでます。
場所が一定しないで、発作的で急激な痛みか持続性の鈍痛を伴います。

・妊娠中、または妊娠後も続く下痢と腹痛
妊娠中の場合は流産の心配はほとんど無いといわれますが、妊娠中、妊娠後を通して、すぐに医者の診断を受けるようおすすめします。



腹痛は私たちにとって身近な不調のひとつですが、大きな病気にかかっている可能性も考えられます。
たかが腹痛と軽視していては、思わぬ病気のサインを見逃してしまうかもしれません。
小さな体調の変化にも、普段から気を付けたいですね。

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